やっぱ、英語かぁ。

 アメリカに行ったときにお世話になった人たちが、「今、日本にいるので、土曜日の午前中には、京都へ行けそうです」というメールが来てから、ぱたりと連絡がないまま何日かすぎ、とうとう当日。本当に来るのかな、いつ来るのかな、となんとも落ち着かない時間を過ごしていると、夕方、突然電話がかかり、「今から20分後ぐらいにそちらに行きます」という声に大慌て。午前も午後も、アトリエをしていたため、ボンドやゴミが散乱。大急ぎで掃除をしていると、「こんにちわ~」と、大きな人たちが、4人、頭を下げつつ入って来た。そして、開口一番、「せま~」。そう、『こども工房』として開設しているスペースは、玄関の戸を開けると、すぐの6畳ちょっとの部屋。そこに、でかいでかい作品が所狭しと並んでいたり、絵本を置いたりしているため、机を置くと、かなり狭い。外国人には、玄関に物が並んでいる感じに見えたよう。「玄関で、教室してるのよ~」と笑いながら、入ってもらった。
 夕飯の用意もしていなかったので、近くの持ち帰り専門のお寿司屋さんで、とにかく人数分を買い、ビールやら、惣菜やらも買いに走った。こういうときに、近くが商店街だと非常に助かる。みんなで、いろんな味を楽しむことができて、ホッ。
 来てくれた4人は、それぞれ今やっている仕事や、これからやろうとしていることが違うため、話を聞くのが、とても楽しい。とは言っても、ほとんどが英語なので、聞き取れないことが悔しい。1人は、日本人なので、その人が通訳してくれるのだが、自分の口でコミュニケーションがとれないことが、なんとももどかしかった。アーティストとして活動している1人が、自分のホームページを見ながら、解説してくれていたのだが、お互い身振り手振り。「翼って、なんていうんだっけ」「こうもりって、バッドマン?」とまぁ、情けない。
 「See you soon」と、4人は帰っていったが、それを聞いた娘は、「またすぐ来るって」。違うよな~。英語をきちんと勉強しようと、心に強く誓った夜だった。

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