観光地

次の日、ゆっくりとミュンヘンを歩きました。
先に、美術館へ。
どこからが、展示室なのかがわかりにくく、迷いましたが、
扉を開けて入ることがわかり、入っていくと、
特別展示室だったらしく、追い出されました。
どことも、扉を開けて入っていくので、
わかりにくいったら、ありゃしない。

やっと入っていくと、
昔の宗教絵画が多く、キリストがたくさん描いてあって、どれも、右の胸からか血を流していました。

むかしむかしの生活、人々の様子が、よくわかる絵画たち。
何百年もたって、みんなに教えてくれます。

今の時代、今の生活を描いたら、何百年後も、こうやって見てくれるのかな。
まぁ、有名になればの話ですが。
今の生活、テレビ、パソコン、ゲーム…。
絵になりにくいですね。
でも、今も昔もこれからも変わらず、絵になるものは、ある。

あの『フランダースの犬』でネロが、大好きだった絵を描いた
ルーベンスの絵がたくさんあって、何度も行ったり来たりしながら、見入ってました。
迫力ありすぎで、圧倒されます。
子どもの表情がいいです。

と、ゆっくり見た後、
雑貨屋、おもちゃ屋めぐり。
でも、ドイツはドイツ。
フランクフルトとそんなに変わったものがあるわけでもありませんでした。
私のアンテナに触れるものは、同じようなものだったということでもありますが。

歩いて歩いて、結局、2、3ユーロのおもちゃを少し買っただけ。
刃物関係がいい、というのは聞いていましたが、
結構、いい値です。
日本で手に入るものばかりだったので、そんなに目新しくはありませんでした。

それにしても、観光客が多い。
人、人、人。
こっちは、電車に犬も自転車も乗れちゃうので、
犬も一緒に観光。
自転車も多かったです。
オープンカフェも、どこもいっぱい状態。

夕方になって、歩き疲れたので、
昨日もらって固くなったパンをかじりながら、
マリエン広場で、
時計屋の店の前に座り込んで、
じっと、仕掛け時計のある塔を眺めていました。
路上で、生活しているような格好だったので、
前を通る人たちは、ジロジロ見ていきましたが、気になりません。
たくさんのお土産物の袋を持って行き交う観光客を見て、
同じ旅でも、いろんな旅があるんだなぁ。と、ぼんやり思っていました。

ちょうど、ユースホステルに帰ると、隣の部屋の人が「こんばんわ」と挨拶してくれました。
話すと、大阪の人で、一人でバスに乗ってロマンチック街道を南下してきたとか。
楽しそうな人だったけど、明日は、もうパリに帰るので、
あまり話もできずに終わってしまいました。

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そして、最後は、ユースホステルでビール。
格別にうまかったです。

ドイツは、いいものをしっかり丁寧に作る職人が息づく国。
しかも、エコだし、きれいな国。
日本とよく似た部分があります。
エネルギー関係で言うと、見習いたい国なんではないかと、
くわしくはないけど、思います。

また、来たい国の一つとなりました。
星、5つ!

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