子どもの方程式

子どもたちの内面から出てくる「こうしたい」と思う表現には、生きる力を感じる勢いがあります。
呼吸の音が聞こえてきそうな生きた線。
迫力ある突拍子もないバランスの形。
気持ちいい爆発的な色。
そのどれもが、大人たちが考える想定を超える、想定外の表現が、子どもの内から出てきます。

それを、引き出し、思いっきり表現させてあげたい、と私は思っています。

だから、表現する上で、こうしなさい、とは、決して言いません。
それは、やめなさい、とも言いません。
こう、すればいい、という強引な誘導もしません。
早く仕上げなさい、とせかすことなど、もってのほかです。

その子らしい表現が、最初から最後までキラキラし続けるために、
いろんな選択肢の中から、これが好き! これがいい! 
とういうものを、時間がかかってもいいので、
じっくり選んでいってもらいます。

やりたいことを、やる。
そして、笑顔になる。
それが、子どもの方程式。

前回の工房展のテーマですが、
日々、子どもたちの笑顔を見ながら、
この方程式が、崩れないようにしなければ、と思いつつ、子どもたちをサポートしています。

アトリエでの様々な取り組みで、
自分に自信が持てるものを、少しずつ増やしていってほしいですね。

そういう私の考えに賛同してくださる大人の方々によって、アトリエは支えられています。
本当にありがたいです。

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