すてきな人に

平日は2時間、土曜日は1時間半のアトリエの時間ですが、
子どもたちの作業時間を、できるだけ長くとってあげたい、ということで、
終了間際まで、作業を続けさせてきました。
特に、あまり参加できない子どもたちは、時間との戦いのように、
時計ばかり見て、落ち着かない作業になってしまっているのを見るたび、
「もうちょっと、やっていいよ」と声をかけずにはいられません。

そうなると、片付けの時間がとれず、お迎えの時間がきてしまい、
ゴミも、道具も散乱したまま、「さようなら」となってしまうこともありました。

すると、作業の途中でゴミを落としても、
「掃除なんか、せんでもええやん」と言って、ゴミを落としながら作業をしていたり、
参考にしたい本を見た後、
「あんたが、片付けなさいよ」
と、頑に片付けることを拒否したりする子も。

これでは、何のための、誰のための作品作りかわかりません。

やはり、片付けも、作品作りの大事な要素。
道具を大切に使うことも、
作業で出たゴミをきちんと片付け、次につなげることも、
今また、伝えていかなければいけないなぁ、と改めて思いました。

アトリエは、自由に表現する場なのですが、
自由を間違ってとらえられると、ちょっと、困ったことになります。

そこで、
当たり前のことですが、
片付けの時間を、終了15分前に、とることにしました。

また、お互いにあいさつをきちんとすることや、
お友だちと気持ちよく作業するためには、どんなことに気をつければいいか、ということや、
私たち大人に対して言う言葉づかいに関しても、気になるところは、
アトリエでも伝えていこうと思います。

このアトリエで、
作品作りを通して、
すてきな人になってもらうために。

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