二人旅 その11

8月3日(土)

今日は、モンマルトルの方へ、二人で行きました。

ここは、私が行きたい場所なので、私が率先してご案内!

新しいお店がたくさん並んでいるという、友だちおすすめの道を選んで、歩いて行きました。
坂を上るのではなく、きつい階段のあるところを通ったので、足がちょっときつかったぁ。
でも、上りきって、少し歩くと画家たちでにぎわうテルトル広場だったので、びっくり。あっけなく着きました。

$Merci!

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観光客の多さに、ここでも圧倒されましたが、ゆっくり見てまわりました。ムスメは、そこには興味がなさそうで、私一人、わくわくしていました。

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お弁当を食べたあと、『サクレ・クール寺院』の中へ。ここは、ムスメは興味津々。こういう神聖で、静かな場所が好きなようです。
$Merci!

外のにぎやかさとは、うってかわって、時が止まっているような空間が、そこにありました。ステンドグラスの美しさに、カメラを向け、そこから入る光に照らされたイスがなんとも幻想的で、ムスメは、何枚も写真を撮っていました。
$Merci!

これだけ、教会を回ると、キリストに詳しくなり、「このキリスト、ちょっと太ってるな」「足の形が違うわ」とか、じっと見つめながら言う言葉に、吹き出しそうになりました。
しばら~く、そこにゆっくりいてから、モンマルトルを後にしました。

$Merci!

モンマルトルから、バスで移動。今度は、人気のあるマレ地区へ。
いろんな個性ある店が多いマレですが、あと残り少ないお小遣いしかないムスメは、欲しくなっても買えないので、ちょっとテンションが下がり気味。でも、見るだけでも、楽しいのです。なんせ、日本には、「ないよな~」っていうのが、やはりあるので。

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ぶらぶら見てまわっていると、大好きな日本のブランド『無印良品』を発見して、テンションが上がったムスメ。私も、最初見つけたときは、うれしかったのを思い出しました。日本で売っているシールそのままの商品も多く、120円のものが、2ユーロちょっとするのには、びっくり。こっちは、倍以上の値段になっていました。なのに、すごい人気なのです。たくさんの人で、店内はいっぱいでした。デザインがよくて、品質もいいのは、やはりどの国の人にもわかるのね。と、またまた再確認。ムスメは、「これ、いいにおい!」「ふかふかや」と、うれしそうに、見て回っていました。
他にも、アクセサリー屋さん、雑貨屋さんを見て、てくてく。「ピンクのアイシャドーが欲しい」と言うので、コスメショップで見ていると、「日本の方が、安いんちゃう?」と言ってしまった、その言葉に、ムスメのテンション急降下。はい、私がわるーございました。

バスで帰った後、近くのショッピングセンターで、安いアイシャドーを発見して買いました。

今日も、サラダとパンで、晩ご飯。
「明日は、日曜日やし、一人で行動する? 私と一緒やと、私の興味のあるものに引っ張られるし、自由に自分で動いた方がいいんちゃう?」と、アイシャドーのちょっとした一件で、自分なら…と思ってしまうことで、ムスメの興味をそぐようなことになってしまうことに反省しつつ、言うと、
「この前、一人でいっぱい動いたし、いいわ。自分の興味あるのと違うのも見られるから、一緒でいい」と、ムスメ。

それでいいのかな。まぁ、それなら一緒に行動しましょ。

その後、突然ですが、今回の旅のテーマ『自分探し』に。
「どんなもんに、自分て興味があるんやなって、わかってきた?」と聞くと、
「自分は、お菓子作りが好きかなって、思ってきたけど、実際お菓子見ても、あまり何も思わない。料理の方が興味あるかな。ここへ来て、前に観た映画の『かもめ食堂』を思い出してん。あんな食堂を、こっちでしたいなって、ふっと思った。こっちには、日本食レストランが多いけど、どれも、なんか違うしって思って」と、ムスメの熱弁がはじまった。
「京都の中にいると、そこで見たものの中でしか、選べへんやん。だから、和菓子作りをしたいなって思ってたけど、なんか、ちゃうわ」と。
ふむ。そうなのか。
「ということは、あみ、専門に料理の勉強もしなあかんけど、語学がんばらなあかんで」と言うと、「うん、そやな」と、素直な返答。「でも、できるかわからんけどな」と、言うムスメ。
「やりたい!やりたい!言うてたら、やれんねんて。そういう風になっていくから」と、私。

なんか、いい話ができたなぁ、と思いつつ、ワインをがばがば飲んでしまった。

パリ生活も、あと残りわずかです。
もっともっと、ムスメには吸収してもらいたい!

$Merci!

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