二人旅 その13

8月5日(月)

さて、パリ生活最終日前日の今日は、ちょっとお買い物DAY。

$Merci!

オペラ座近くの大きなデパートやレトロなアーケード街へ。

行きは、ムスメに任せて、ついて行く私。
メトロでの移動も、慣れたようです。

目指すは、フランスの「今」が揃うといわれているヨーロッパ大陸最大のデパート『ギャラリーラファイエット』。

$Merci!

日本にいても、デパートとはほど遠い生活をしているため、高級感あふれる雰囲気には、今ひとつなじめないけれど、中に入ると、天井がドームになっていて、ステンドグラスがとてもきれいなのです。思わず「わぁ~」と、カメラを向けてしまいます。

ちょっと、雑貨とかお土産物売り場をウロウロ。
別館にある、雑貨のフロアでは、ムスメがこちらに来て、すごく気に入った雑貨店がここにも入っていたため、喜んで見てまわっていました。

デパートから、その近くの台所用品店へ。
デパートと同じ物が、結構安く売られていたので、これはラッキーと、自宅へのお土産を少し買いました。すると、店員さんは日本語で、「おみやげですか?」と聞いてきてくれた上、「これは、ギフトです!」と、二人にエッフェル塔のキーホルダーをくれました。やったね。場所的にも、日本人客が多いんだろうね。こちらの店員さんが、ていねいに日本語で対応してくれるのを聞くたび、「はぁ~、英語ぐらいちゃんと話せるよう勉強しないとなぁ」と、強く思うのです。が、なかなか、これが…。

そこから、ちょっと離れたところにある、パッサージュ『ギャラリー・ヴィヴィエンヌ』へ。
ちょうど、お昼時。
三食しっかり食べないと不機嫌になるムスメは、ちょっとずつ無口になってくる時間帯。ちょっと小さい子みたいでしょ。
こちらの日本食レストランに興味があるだろうと、日本食レストランが並んでいる辺りに行こうとしたけれど、歩いているところで、ラーメン屋を発見。話のネタに入ればよかったのですが、「がっつり食べたいし、マクドでもいいから」と、ムスメ。結局マクドをさがすことに。でも、この辺りは全くなく、はらぺこムスメは、限界へ。そこへ、ちょうどアーケード街に着いて、喜んでいる私に、「食べてから戻ってきたらいいし、食べるとこさがそ」と。こんなことなら、今日もお弁当にすればよかったかな、と思いつつ、しばらく歩くと、サンドイッチ屋を発見。しかも、安い!ムスメも、ここで手を打ち、無事昼食タイム。パンは、フランスパンのサンドイッチ。これが、がっつり食べたいムスメの胃袋をつかむ。「めっちゃ、おなかいっぱい!」と、食べて、元気がでたムスメは、テンションも上がり、元気に元来た道を戻って、パッサージュへ。

$Merci!

天井から差し込む光が、モザイクの床を照らして、なんとも美しい空間のパッサージュ。しかし、バカンスで閉まっている店が多く、見たかったおもちゃ屋も閉まっていて、ショック。仕方なく、しばらくその場の雰囲気を味わい、ぐるり~と歩きました。

そこから、また、てくてく歩いて、パリに来て初めて入ったお店に行き、お土産を買って、二人でまた、ぶらぶらてくてく歩きました。

歩き疲れた足を休めるため、市庁舎で、ゆっくり。
ミストが出ているところで、子どもたちが遊んでいるのを、ニコニコ見ているムスメ。
そこで、しばらく、ぼんやり休憩して、帰宅。

いつもは全く歩かないのに、
ここへ来ると、とにかく歩きます。
ムスメも、こんなに歩いたのは、今までなかったのではないかな。

日本では、ちょっと歩けば、自動販売機があり、コンビニがあり、スーパーがあり、すぐに欲しい物は手に入るけれど、こちらは、なかなかそういうわけにはいかない。自由な生活をしてきたムスメは、便利が当たり前な生活から、ぽーんと不便を感じる異空間に飛び込んだら、どんな風になるんだろうか、と私の夏休みの自由研究に。

結果、生活面で言えば、規則正しい動きができ、不便を便利に変えるため、工夫もする。たとえば、弁当を作ったり、ペットボトルに水を凍らしたり。日本で、いろいろ料理もしてきているので、ある材料で、ちゃちゃっと晩ご飯も作る。「不便て? ぜーんぜん!」という感じである。
そう、ムスメは、どこにいても、4番目ので~んとしたムスメであったわけです。「どう、パリで生活したい?」と聞くと、即座に、「うん。ここで生活したいわ」と。確かに、どういうわけか、こちらの生活に、私よりなじんでいるのは事実。「まずは、調理師免許とらなあかんなぁ」と、つぶやくムスメ。ほぉ、やる気やん。今日行った台所用品店で、一人で、あれこれ包丁を見ていたムスメを思い出しました。考えてるのね。ムスメよ。歩いて歩き倒した日々は、ムスメにしっかりとタネを蒔いてくれたようです。

$Merci!

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