来年度の「こども工房」のことを、早く決めていかなくてはならないと、
思いつつ、なんだか、あれこれ考えてまとまらない。
が、やっと結論が出た。かなぁ。
15年の月日を経て、時代の流れを感じつつ、
一旦、現教室を閉じると伝えて、9ヶ月。
原点回帰をすることに決めました。
開設当初の、テーマに沿った、取り組み。
今、まさに子どもたちに必要なのは、それでした。
五感をフルに使い、様々な取り組みから、豊かな想像力を育て、
あらゆる素材に触れることで、それぞれの経験を増やしていくこと。
「自由」に、取り組む今のスタイルは、まだまだ少ない経験を増やしていくことなく、
小さな世界で完結することが増えてきたのです。
未経験が多い分、やらないし、やれない。
でも、やれないことは、それぞれのプライドに関わるので、やらない言い訳を重ねる。
面倒くさい。色は塗りたくない。自分は、これでいい。
と、達成感なく、終わる子が増えたのは、確かである。
大人がYouTubeでアップしている作品づくりの完成形と自分も作った同じ作品を比べて、見栄えの悪さに、「失敗した」の繰り返し。
そういう風なので、完成した作品に愛着を持たず、家で捨てていることを聞くと、なんとも、やるせないわけで。
作ることの楽しさは、これでは、味わえません。
ということで、
毎回、テーマに沿ったワークショップ式に戻るしかない。
とことん、最後まで完成させて、頑張って作ったんだという達成感を味わえるように、もっていこうと考えています。
来年度は、原点へ。
今まで、どんどん増えてしまった雑多な材料たちを整理し、工作の本も撤去します。
今を生きる子どもたちに、作ることの楽しさを、とことん知ってもらうために、『こども工房』は、変わります。
よし!
てな具合に、工房のお知らせに載せることとします!
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