ありがとう、バイバイ

工房の片付けをしていると、

それはそれはもう、大量のいらない、使わないものたちが出てくる。

リサイクルショップにも引き取ってもらえなかったものたちも含めて、

クリーンセンターに、持ち込みをした。

それは、工房を手伝ってくれているIさんに、教えてもらったのだ。

1000円で、ゴミを捨てられる。ということで、

二人で、早速、私の軽自動車に、

ありとあらゆるものを積みこめるだけ積み込んで、

行ってみた。

初めて自分で運転する道路は、異様に緊張する。

しかも、山の方へ進むとなると、一気に緊張マックス。

最初に、受付小屋があり、そこで、持込ごみ搬入申告書を記入する。

書き方を見ながら、記入していると、ガラガラと窓が開いた。

「すみません。紙と鉛筆を」と、頼まれる。

どうやら、ここのスタッフに間違えられた私たち。

ふと気づく二人。

自分たちの姿を見れば、どこから見ても、おばさんスタッフ二人。

Iさんは、スポーツするようなジャケットにマスク。

私も、エプロン姿にマスク。

しかも、小屋で、窓に向かって座っているしね。

思わず、吹き出した。

それから、また、書いていると、

「あの〜」と、ガラガラと窓が開く。

また、だった。

このままいると、また、間違えられるので、

さっさと出て、クリーンセンター入り口に向かう。

スタッフのお兄さん方は、優しい人ばかりだった。

案内通りに青い線に沿って進むと、5番ゲートへと案内される。

車から、捨てるものたちを取り出し、次々と、巨大滑り台に、滑り込ませる。

巨大な施設に、落ちたゴミたちがたてる大きな音が、反響して響きわたる。

まるで、ボーリング場のピンが、大小様々な素材でできていて、思いっきり倒れるような。

飛ばされるような。

自分が落としたゴミの音を聞くたび、ビクビク。

何度、聞いても、ビクビク。

音に弱い。

のろのろと運んでは、ゆっくり落として、ビクビクの私の横で、

さっさと運んでは、パッパと落として、ちゃっちゃっちゃ〜とキビキビ動くIさん。

見惚れるわ〜。

あっという間に、Iさんのおかげで、自動車のゴミたちは、いなくなった。

下に川のように流れるベルトコンベアに落ちると、どんどん運ばれていくゴミたち。

哀愁が漂っているではないか。

ありがとね。

長い間、みんなの成長を見届けてくれて。

敬礼!

クリーンセンター初体験。

USJやTDLの乗り物以上のスリル。

でも、環境のことを考えると、そんな不謹慎なことは言ってられない。

もったいない。

この数日、いらなくなったモノと向き合う中で、

今まで、何気なく捨てていた工作ゴミのことを考えた。

環境破壊。

ダメやん。

リサイクルだよ。

やっぱり。

家に帰ってから、せっせと、

リサイクルゴミの仕分け作業をしている自分がいた。

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