パリふたり旅7

パリ渡航の任務は、オットが、勤務している商店街の食材アピール。

 

京都とパリの友情盟約締結60周年記念事業で、

イベントが、パリで行なわれるという。

ということで、そこで、何かできないかと、オットは、考えたのである。

京都の割烹料理店のオーナーと知り合い、

そのパリ店で、食材アピールのために、

その食材を使ったおにぎりを提供することにした。

実施は、フランス全土で行われる音楽の日の6月21日。

 

当日のおにぎりプロジェクトのメンバーは、

オットと友人の子のユリスくんとワタシの3人。

お米10キロを炊いて、おにぎりは、300個を作ることになった。

 

そして、当日。

お米を10キロ炊くのに、四苦八苦。

日本のようには、うまく炊けず、

10合を無駄にしたが、

お店を手伝っていたスタッフの人たちが、

モタモタしている私たちを見かねて、

手伝ってくれて、なんとかおにぎりを作ることができた。

 

ユリスくんのお母さんが京都の人なので、

京都をよく知る18歳。

食材のことや、商店街のことも、アピールしたいことは、

何も言わなくても、わかる。

それを、きちんとフランス語で、フランスの方たちに

それはそれはていねいに説明してくれた。

なので、おにぎりは、日本食に興味のあるフランス人に喜ばれ、

あっという間になくなった。

 

スタッフの方々、ユリスくん、

感謝感謝である。

 

 

 

 

 

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