戦車のラジコンを作っていた六年生。
戦車というのが、なんだか、怖い。
電車やバスも好きな彼の中で、同じ乗り物の線上にあるのかな。
学校の先生にも、夏休みの自由工作で、戦車を作るということで、
了解を得てきたと、得意げに言っていた。
彼は、一生懸命、色にこだわり、塗った上で、
何かを乗せたくなったのだ。
粘土を出して、いろいろ考えた上で、
ブタになった。
出来上がったら、なんだか、可愛いキャラクターのようになっていて、
戦車に乗せると、いきなり、穏やかな雰囲気が漂った。
不思議なものだな。
彼の表情まで、穏やかになった。
ちょっとした工夫。
これが、大事なんだな。
コメント