ボタンホールの向こう側 2018.12.15 朝、服を着る。 ボタンを、ボタンホールに通す。 この行為ができた時、 両親は、どんな風に喜んだだろう。 小さな指が、 何度も力を入れながらも、 うまく入らない。 両手の指を使って、 やっと通った瞬間、 今まで見えていた世界が、 広がる。 そういうのを繰り返し、 人は大きくなる。 ボタンが、 自分でできた時のように、 自分の力で、 世界を広げたい。 そして、 自分を 誰かを 笑顔にしたいな。 と、 ふと、思う朝。
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