4月23日です。

自分と同じ年頃の方々が亡くなるニュースが多くなり、

明日はワタシかもしれない、と思うことがある。

だからこそ、毎日を楽しみたい。

 

でも、日本にいると、何かとしがらみが多くて、

楽しんでばかりもいられないのが、

なんかなぁ。

そんなこと言っていると、

何を10代みたいなことを言っているのかと、

思われる。

これが、なんとも。

 

生きていくためには、お金が必要。

だから、働き続ける。

お金かぁ。

正直、私は、あれば使う。

何に。

 

子育て中、なんでも、ドバァっと買って、冷蔵庫は、いつもギュウギュウだった。

生協の共同購入の請求は、いつも、10万円ほど。

それでも足りない、とスーパーに行けば、

あれもいるかも、これも買っておこう、と見境なく、カゴにどんどん放り込み、

私が買い物に行くと、毎回、両手は、エコバックから溢れそうなぐらいで、

家への帰り道は、前のカゴにエコバックの一つはどさっと入れ、

もう一つは、右ハンドルにかけ、重さでヨロヨロしながら自転車をこぐ。

4人の子育てで、食べ物だけは、十分与えたかった。

たとえ、自分の服が買えなくても、

そこだけは、自分の中の最重要事項。

 

運営している教室では、

工作をする子が多いので、

ここでも、足りないのはいけない、と、

次々に買い込む。

毎月届く教材費の請求書は、恐怖だった。

以前は、場所も借りていたので、

家賃、光熱費を支払えば、

手元に、それこそ、何も残らなかった。

残ったのは、余った教材だけ。

オットは、いつも呆れていた。

でも、それは、必要なものだと判断すると、

応援してくれる人である。

だから、教室は必要なものだから、

何も言わずに、足らない改修費は、全て協力してくれた。

ワタシが、欲しいと言うガジェットも、

反対はしない。

それは、ワタシに必要なもの。

ありがたい話である。

 

ボーナスなど無縁の転職を何回か繰り返したオットと

自宅で仕事をしているワタシの収入など、

毎月、あっという間になくなっていった。

友人に誘われる食事会も、よく断った。

それでも、全くよかった。

オットや娘たちや、教室の子どもたちの笑顔が、

ワタシにとっては、

何よりの収入であり、

生きるために必要な財産だった。

楽しかったなぁ。

 

そして今、

子育ても終わり、

夫婦だけの生活になり、

教室の子どもたちの笑顔を見る機会も減り、

新たな岐路に立っている。

 

娘たちは、それぞれの生活で、

新たな家族が増え、

これからの生活を、

それぞれの形で、築いていく。

娘たちが困った時には、

オタスケマンで登場するぐらい、かな。

でも、

オタスケマンになるにも、

やはり、お金は必要なんだな…

ばぁばとしては、

手作りでカブトも雛人形も作りたい。

それでは、

普通、とか、一般的に、とか、

昔から、とか、いろいろあり、ダメなこともある。

嫁ぎ先との関係上、我が家式を押し通すのは、

あまりよろしくない。

 

 

娘たちがいない夫婦の生活は、

なんとも、質素。

「スーパーの見切り品は、腐りかける手前の食品やし、熟れていて美味しいものがある。

しかも、安い。買わない手はない」と、オット。

野菜は、常に、人参なら一本全てを、一品の料理で使い切る、という、

中途半端に残しておくことをしないワタシに、

オットは、ため息をつきながら、

「少し残して、明日使うとかも、できるんやで」と。

言われて初めて気づく。

 

料理好きなオットのおかげで、

少ない食材から、いろんな一品が出来上がり、

豊かなエコライフ、といったところ。

 

そんなこんなしながらも、

お金が少しでも貯まると、

海外の空気を吸いに、

二人で出かけたくなる。

海外旅行に、毎年行って、

欲しいものも買って、

すごいですね、って言われるけど、

お金は天下の回りもの主義。

貯めずに、回す。くるくるクルクル…

 

何はともあれ、

そんな生活をしていると、

やはりムクムクと目覚める

子育て中の我が家式。

お祝いや贈り物は、

簡単にお金では買えないものがいい。

やっぱり、基本はコレ。

オットとワタシの共通の価値観。

でもまぁ、何と言っても、

貯金通帳は、なんとかマイナスにならない域を維持しているワタシたちの、

できることが、これしかない、というのも、

正直なところ。

 

場をわきまえる、オトナなオタスケマンにもなりたい、

とも思う複雑な4月。

 

そ〜んなことを、

ツラツラ考えつつ、ふと思いつく。

地球上では、小さな小さな存在で、

知り合える人は、

本当に少ない。

でも、ここ日本で生を得て、

今を生きているワタシという存在が、

誰かに何かを少しでも与えることができるならば、

いいなって。

そう、

ワタシのリズムで。

 

今までのホームページを刷新して、

新たに、

ちかりずむ。

開店です。

植物園で買った リビングストンデージー

コメント

  1. より:

    終活、考える年齢になっちゃいましたよね。
    人生の、色んな事を振り返ります。
    勿論、振り返ったところで何がどうなるものではない事は百も承知の上ですが。
    その上で、では残りの人生をどう生きるか、そしてどう終えるか、と考えるわけです。
    お金の問題も、とても共感しました。
    個人的には、諸事情で昨年1月から20代前半のお嬢さんをお預かりしていまして。
    親子のような関係(似非ですけど)を築きつつ、生活しております。
    そのお嬢が大好きな京都へも、月に一度か二度のペースで行ってたり。
    今年の夏は、ずっと行きたいと思っている鴨川の床へ行くのが目標です。

    まっ、そんなこんなはまた会った時にでもゆっくりお話しできれば。
    何はともあれ、ここで近況を拝見できるのはまた、楽しみが増えて嬉しいです。
    インスタもさくっとフォローしておきました。

    • 秩加 秩加 より:

      そういうお年頃になりましたね。
      だんだんと、ただひたすら感謝することも多くなりました。
      お嬢さんとの生活、なんだか楽しそう。
      自分の知らない違う世界を見せてくれる人がいるというのは、
      この歳になって、若い頃と違ったワクワク感が、心地いいです。
      ぜひゆっくりお会いしましょう!

      ワタシの不注意で、
      全くの突然、前回のブログを全削除をして、
      姿を消してしまってから、
      よくぞ、見つけていただきました!
      また、近況をアップしていきますので、
      見てくださいね〜
      インスタも、ありがとう!

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