のりのりの一日〜

ワタシの両親は、

妹のマンションに一緒に住んでいる。

母は、四人姉妹で、九州生まれの九州育ち。

末っ子の母は、姉であるおばたちにとっても可愛がられていて、

事あるごとに、

九州在住の次女、大阪の高石在住の三女のおばたちは、母が住むマンションに集合して、

しばらく共同生活を送っている。

姉妹で、グループホーム状態。

それはそれは、賑やかで、

お酒が入るとなおさらだが、

入らなくても、歌って踊って、

陽気なおばたちである。

 

久々に集合していたおばたちの中に、

昨日は、孫と長女を連れて行ってきた。

おばたちは大喜び。

それぞれ一人息子を育てた人たちなので、

ちっちゃな孫は、

「かわいいかわいい!」と、

一瞬でアイドル状態。

 

「よしよし、一緒に遊ぼう」と、

おばと母が、乗り物シールが磁石になっていて、

絵本に貼り付けて、遊ぶ絵本で遊んでいると、

聞こえてくる会話が…

「そこへ、暴走族がブンブンブーンとやってきました」

「前の車、左に寄りなさい」

「キップ切ります」

「そして、大渋滞が起こりました」

まだ、はっきり喋れない孫は、

「ぶんぶんぶんぶん」

と、暴走族の音の真似をして、ニコニコ。

ちょっと、というか、かなり遊びの内容がハード。

 

「よしよし、一緒に歌おう」と、

「おーてーてー つーないでーー」

と、母とおばたちは、振りと歌で、ポピュラーな童謡を大合唱。

すると、孫は、

「あーあーてー あーあーーでー」と、

合わせて歌う。

保育園で歌を教えてもらっているようで、

家で鼻歌のようなものを歌っているけれど、

何を歌っているかわからないと、以前から言っていた長女はびっくり。

三人のばぁばさまたちの強烈な童謡大合唱のどれもに、

孫は、笑顔で語尾を合わせてきた。

これは、すごい、と長女も大喜びだった。

 

孫が、

敷物とかの掃除に使う粘着シート型のコロコロに興味を示し、

遊んでいると、

「ここ、掃除して」

「ここも、ゴミ落ちてるし、コロコロしなさい」

と、おばに言われると、

喜んで、コロコロしに行く孫。

おばたちのかわいいおもちゃになっていた。

 

それはそれは濃い5時間を過ごし、

帰ろうと、京阪電車の駅に行くと、

落雷で寝屋川の車庫が燃えたので、全線ストップ。

これは一大事、と、電話で母に連絡を取ると、

タクシーで、大阪モノレールの駅に行くよう、指示。

タクシー乗り場で待っても、みんな考えることは同じで、長蛇の列。

暑さで、小さな孫と大きなお腹の長女を連れて、そんなに待てない、となって、

今度は、駅の反対側からバスが出てるから、それに乗って、モノレールの駅に行くよう、再びの指示。

ちょうど、バスが来たので、乗ったが、これが、小さなミニバス。

普段は、ガラガラなんだけどね〜、と乗っていたおばさん。

住宅地を走る住民のためのバスだ。

小学4年の夏から中3の秋まで過ごした街なので、

停まるバス停の町名は、

どれも懐かしかった。

また、時間があるときに

ゆっくり乗りたいなぁと、思いながらも、

超満員で、片手に孫を抱いて、

落とすまいと必死。

汗はダラダラ。

これは、かなりきつかった。

30分ぐらいかかっただろうか。

右手に孫、左手にベビーカーを抱えて、

バスを降りた時には、

腰が抜けそうになった。

母の的確な指示の元、

やっとの思いで、モノレールに乗れ、南茨木から、阪急に乗り継いで、京都へ。

無事、孫たちを最寄の駅まで送り届け、

妹のマンションを出てからトータル4時間かけて家にたどり着いた時は、

ホッとするより、

疲れと暑さで、神経が高ぶっていた。

オットが作ってくれたざるうどんをかきこんで、

大好きな納豆にキムチをぶっ込み、冷奴を添え、

芋焼酎で体を中から、徹底的に冷やしていた。

最後のトドメは、

ガンガンに効かせたクーラーの中、

思いっきり爆睡していた、ようだ。

 

実に濃い1日だった。

乗り物好きの孫は、

京阪電車宇治線から始まり、

京阪電車本線、

京阪バス、

大阪モノレール、

阪急電車京都線、

京都市営地下鉄烏丸線、

京都市営地下鉄東西線、

と、いっぱい乗りまくったので、

ワクワクキョロキョロし通しだった。

 

にしても、

ベビーカーに乗せた孫と妊婦の長女との移動は、

もっぱら、エレベーターを探すことになるのだが、

駅のエレベーターのある位置に、

時々不便を感じずにはいられなかった。

普段は、エレベーターは使わないので、

これは、いい体験だった。

最後の地下鉄烏丸線で、

四条の改札を入ってから、エレベーターがなかったので、

孫を乗せたベビーカーを抱え、

ホームまで降りる階段は強烈で、

もうちょっと、エレベーターを増やしてくれよ〜

と、嘆願したくなった。

 

 

自分も、子育て中には、

こういうハプニングやら、

駅の移動の大変さとか、多々あったけど、

もう、そりゃ、すっかり忘れてしまっていた。

でもでも、

この暑さの中、

なんか、と〜っても楽しかったよ〜

 

 

孫よ。

今度は、どこに遊びに行こうか。

 

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