サッカーをしている子たちや学生を、電車の中で見ることが多く、
静岡は、日本のサッカー王国なんだ、とオット。
自分も小学校のころ、来たわ〜と、懐かしそうに思い出していた。
ホテルでも、合宿に来ているチームがいた。
夜も、大騒ぎで、他の宿泊客に叱られていたけれど。
早朝、子どもたちのザワザワで目が覚め、
朝食を早々に食べて、
ホテルを後にした。
向かった先は、清水港。
昨夜、飲みながらの作戦会議で、
ネットのライブカメラ富士山ビューを見て、
行きたくなったのだ。
清水駅を降りると、
駅から、なんと、、富士山の山頂が見えたのだ。
「わぁ、見えた!」と、興奮していると、
おじいさんが、
「今日はきれいに見えますね〜」と、話しかけてきた。
「ですね〜」と、ガラス越しにかかわらず、思わずシャッターをきった。
ガラスがないところで撮りたくて、移動すると、
早くも、雲に隠れ始めた。
早い。
一瞬だった。
駅から少し歩くと、
大きな魚市場があり、
そのそばから、水上バスが出ていた。
水上バスって、水陸両用バスかと思ったら、船だった。
往復一人800円。
「なんか、船いいね〜。乗ってみた〜い!」となって、乗ってみた。
あっついのが、少しはマシかな〜とは思ったけど、
やはり暑かった。
船からは、富士山がやはり雲隠れだったけれど、
気持ちのいい景色だった。
船のアナウンスは、とても聞きやすく、わかりやすかった。
世界文化遺産に登録されている三保松原のある三保に行き、
松原は見ずに、できるだけ近くで富士山が見たいと、
三保半島の先っちょに立って、見えない富士山を、じ〜っと見つめていた。
しばらくして、オットは、清水エスパルスの練習が見たい、と言うので、近くの練習場に寄ってみた。
が、この日は、非公開。
仕方なく、また水上バスに乗って、戻った。
市場をぶらぶら。でも、なんかな〜と、この暑さの中、持って帰りたくなるものもなく、手ぶらで清水港を後にした。
そこから、向かったのは、静岡県立美術館。
電車の中吊りを見て、行きたくなったのだ。
熊谷守一展。
昨年、公開された観たかった映画『モリのいる場所』の主人公の画家。
ここで、会えるとは、運命だと、
行くしかない、と、
草薙駅で下車。
バスを待つ間、またコンビニに寄り、昼食。
目の前に乗りたいバスが到着したので、急いで焼きそばパンを頬張った。
バスに乗って6分、美術館に着いた。
どの絵も、優しく迎えてくれた。
特に、晩年の作品の形と色は、
ワタシの中のトゲトゲした部分を、取ってくれる感じがした。
そのままでいいんだよ、と背中を押された気も。
心が、喜んでいた。
暑いけれど、あったかかった。
じっくり、観た後、
駅に戻り、
今度は、前日の最初に立ち寄った浜松へ。
そう、浜松餃子リベンジ。
駅近で、有名な店で、やっと食べることができた。
この旅での初めての、店でちゃんと座っての外食である。
プリプリっとした餃子のみをしっかり食べ、ハイボールでしめた。
大満足である。
名古屋に寄りたかったけれど、
時間的に厳しく、
また行きたいときに行こう!と、いうことで、
4時間ちょいかけて、京都に戻った。
家に着いたのは、午前0時になるちょっと前。
この二日間の猛暑の中、たっぷり、じっくりと二人で遊んだ。
コンビニを最大限に利用した旅ではあるが、
こんな旅もありだ。
お土産は、一つも買わなかった。
思い出だけでいい。
とにかくとにかく楽しかった。
さて、次だ。
今度は、四国だ!
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