孫ふたり

長女が、出産し、二人の子どもの母親になった。

と、同時に、二人の孫が、私たち夫婦にできたわけである。

長女が入院中、

上の子を預かった。

孫にとって、両親と離れての初めてのお泊まりチャレンジである。

 

孫を見るのは、育てるのではないし、気楽でいい。とは、よく聞く話。

しかも、4人の子育てをしたベテランと、言われるので、

孫一人見るのは、お茶の子さいさいやろう、と思われる。

これが、予想以上にすごかった。

自分の子どもと孫とは、やはり違う。

しかも、子育てをしていた時期は、もう、遠い昔だ。

自分の子どもを育てるのは、自分のやり方で、

毎日、見ているわけなので、この時には、どう接するとか、さじ加減がわかるのだが、

孫は違う。

娘夫婦のやり方がある。

飲み物一つとっても、そう。

孫は、2歳1ヶ月。

超絶可愛い盛りで、まだ、意味がわかる喋れる言葉は、ほんの少しだけ。

いやいやが始まっていて、

何をしても、ひっくり返って、泣き叫ぶこともあり、

じいじとばあばは、

毎日、一分一秒、振り回されることになった。

昼間、あの手この手で、私たちが全力で見ている効果か、

夜はぐっすり寝てくれたのが救いだった。

 

私の教室がある日には、

オットが仕事を休んで見てくれた。

しかし、自由にさせているため、

1階でやっている教室に、一人でトコトコ降りて入ってくる。

すると、

中学生が、抱っこしたり、手遊びしてくれたり、

鼻水まで拭いてくれた。

みんなが絵を描いているところで、

自分も同じように、鉛筆で、ぐるぐる描いて、一員になった気分でいた。

小学生、中学生の表情も柔らかい。

この雰囲気、なんだか、いいな。

孫もわかるのか、

お兄ちゃんお姉ちゃんには、無理は言わない。

じっと、みんなの動きを見渡しながら、

自分のポジションを、見極めているようで、

面白かった。

ちゃんと、一人の人間として存在してるのだ。

いや〜

実に面白い。

 

オットが、仕事を休めない日に、

孫を保育園に送り届け、

孫のお泊まりチャレンジは終わった。

帰ってしまった瞬間から、

会いたくなる。

孫って、

そういうものだ。

 

忘れてしまっていたけれど、

やっぱり、子育ては、楽しいけれど、大変である。

若いからできたね、なんて、オットと言いながら、

まったりと、喋りながらお酒を飲む。

こういう時間が、私たちにはあるけれど、

娘夫婦は、まだまだ、そんな時間はない。

 

できる限り、

フォローしてやらないと、と改めて思えた、

孫との濃い日々だった。

 

長女が退院してきたので、

明日から、ワタシは、長女の家に通うことになる。

さてさて、

ばあばは、がんばりますよ〜

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