体型ねぇ

歯は、定期検診を怠り、1年後に診察してもらったら、

親知らずが、虫歯になっていますよ、と歯科衛生士さん。

抜かれるのかと思ったら、

「痛かったら、左手あげてくださいね」と

いつもの優しい主治医。

ウイーンウイーンと、大きな音を立てる機械で、

工事され、ペタペタ綺麗に埋めてくれた。

しかし、親知らずと言われる、前から8番目の歯。

ワタシには、ない。

と言うことは…。

ふむ、深く考えないでおこう。

 

歯に続き、膝。

急にランニングをして、痛めてから、ほぼ1ヶ月。

その間に、銀行ですってんころりんと滑って思いっきりこけたり、

階段を踏み外したり、

痛みが治るに治らない状態。

これは、一度診てもらっておこう、と、

歯科ついでに、整形外科に行く。

症状を聞いて、

「まぁ、詳しく診るんやったらMRIとかもあるけど、そこまでしたい?

レントゲンでも、はっきりとは出えへんけど、撮る?」

はい〜、出ました。

いつも、整形行くと、こうなるんだった。忘れていた。

せっかく来たので、レントゲンだけでも撮ってもらおう、と思って、

お願いする。

しかし、ここで、後悔。

はっきり、どうなって痛みが出ているか、わからないんだったら、

レントゲン撮っても一緒か〜。

帰ろっかな〜、と思い始める。

以前、入院している長女に付き添っていた時に、

病院内で、こけすぎて、右膝がおかしくなり、自力で足をあげられなくなったのだ。

その病院で、CTだったかMRIだったかの検査を受け、

原因不明で、湿布だけ出されて帰された。

腰が痛くて痛くて、動くのもやっとだった時も、

そうだった。

そう、ワタシの場合、痛い、と受診しても、

いつもこうなる。

原因不明。これほど、すっきりしないものはない。

不思議と、どの病院でも、同じ扱いである。

また、一緒だな〜、と思い、

ネットで、膝の痛みの検査を調べてみると、

レントゲンでは、詳しく出ないが、

骨の形状で、どういう症状になっているか、わかる、とあった。

なら、無駄ではないのか。

とりあえず、レントゲンは撮ってもらった。

診察室に呼ばれて、レントゲン写真を見て、

医師は、さっきの、これしきで、なんで来たん、という態度ではなく、

骨の形状を絵にしつつ、詳しく説明を始めた。

上の骨と下の骨が少しずつ、左右にずれてきていた。

どんどん歳をとるにつれて、ずれるようで、女の人に多いらしい。

そこへ、突然ランニングなどするもんで、

膝にかなりの負担がかかったようで。

「その体型なら、ね〜」

「膝から下しか使わないと、そうなる」

おお〜、体型、言われてしもた。

正座をしないこと。

ピンと足を伸ばさないこと。

まぁるく膝を動かす。

股関節から、動かす。

ということを、指導してもらって、

投薬なし。

喜ばしいことである。

 

翌日、咳が止まらないので、

耳鼻科に行く。

病院続きも疲れる。

前回に引き続き、思いっきり投薬された。

 

加齢とともに、

病院話が多くなるということは、

こういうことか。

自分が実際そうなって、初めてわかる。

 

だんだん、

細胞も古くなり、

弱ってくるのも、当然のことである。

不死身じゃあるまいし。

 

自分のからだと上手く付き合っていくしかない。

 

ワタシの場合、原因不明でも、

なんとかかんとか、治っていっているので、

自然治癒力に任せる方向がいいようである。

 

人間の自然治癒力、

改めて考えると、すごいよな。

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