我が家には、大きなケースに入った雛人形がある。
これは、長女のために、ワタシの両親が買ってくれたものだった。
雛人形は、女の子一人に一つの厄災を引き受けてくれる雛人形がいる、
ということだが、
狭い家に住んできた私たち家族にとっては、
この一つのお雛様を置くことさえ、
躊躇したほどである。
なので、我が家の勝手な都合により、
唯一の雛人形が、
四人姉妹の厄災を一手に引き受けてくれたことになる。
お疲れ様と、お役を終えたところで、
今度は、長女の娘に、このお雛様を、ということになった。
しかし、実際には、このお雛様は、御引退ということになるので、
長女の家で、雅な姿で、子どもたちを喜ばせる人形となる。
ということで、昨日、長女の家に運ばれて行った。
長女の娘には、
デザインの仕事と教室の合間を使い、ワタシができることをした。
とは言え、ボンドも乾かないうちに、渡すという事態になってしまった。
相変わらず、間違いなく、ギリギリ。
芯には、ガチャガチャのカプセル。
超軽量粘土で作ったので、めちゃくちゃ軽いお雛様である。
子どもたちの工作と同じ材料での作品だが、
喜んでくれたので、オッケーかな。
世界に一つだけのお雛さま。
鈴ちゃん、元気に大くなあれ、と願いを込めて。
コメント