がまんできないことの一つに、髪の毛がある。
量が多い、かたい、太い、クセがきつい髪の毛は、
若い頃から、常に、ワタシを悩ませた。
母は、細く柔らかいが、クセがすごい。
父は、量が多い、かたい、太い。
しっかり、二人の遺伝をいただいた髪の毛は、
美容師に、美容師泣かせとも言われたこともある。
ショートにすると、伸びた時に、ヘルメットのような形になってしまうし、
ロングにすると、超絶重くなって、首がよくこる。
最近は、もっぱらショート。
今、行っている美容室は、
わが工房の保護者に教えてもらったところ。
そこが、もう、ぴったりワタシの要求に合わせてくれて、
ついていきます、という感じ。
歳と共に減るだろうと思った髪の量は、
減ることもなく、健在。
しかも、伸びるのが早い。
1ヶ月も経つと、ヘルメット。
重い。
気分も晴れなくなる。
外出自粛なのだが、
髪の毛は、どんどん成長する。
待ったがきかない。
髪の毛を切りたい、切りたい、切りたい。
そう思ったら、ずっとそこから、逃げ出せない。
白髪も、目立つし。
誰にも合わないし、がまんできないこともないが。
いや、困ったことに、がまんできないのだ。
美容師さんに連絡をしたら、
消毒、除菌の徹底と、窓全開で、
通常通り営業中、とのこと。
なら、大丈夫かな、と。
ほとんど、家から出ないワタシは、
久しぶりに、京都大丸近くにある美容室まで、
自転車を走らせた。
人は、思ったより、歩いていた。
平日なので、仕事をしている人もいるし、
保育園の子どもたちのお散歩も、あちこちで見た。
なんだか、テレビで流れるニュースが、
嘘のようで。
あちこちのスーパーやパン屋も、
通常通り、たくさんの自転車が並んでいたし。
外国のように、ロックダウンではない日本の今の姿。
来週から、暖かくなり、陽気に誘われて、
外に出かけたくなる人が多くなりそうだ。
しかし、感染者は増えている。
うーん、なんともいえない。
そんなことを思いつつ、
意を決した、命がけの散髪。
手の消毒をしてから、
ウイルス対策の首から下げるものが、用意されていたので、
しっかり下げておいた。
カラーリングと散髪をしてもらっている間、
ハンカチをずっと口に当てていた。
変な絵だが、時期が時期だけに仕方がない。
終わって、それはそれはスッとした。
軽くなり、気分も晴れる。
終わると、速攻で自転車を飛ばして帰った。
よし、
これで、またモチベーションがあがる。
またまた、オットの実家からいただいたタケノコで、煮物を作った。
それに、姪っ子から、ワタシの実家に大量に送られてきたという、うどんなどなどのお裾分けをもらったので、
それで、うどんすきもして、6時過ぎから夕ごはん。
まだ、外は明るい。
早々に、夕ごはんは終わり、
それぞれの自由時間。
歴史に刻まれる事態がもたらした、
急変した生活。
終息した時には、
きっと、時代は変わる。
ウクレレYouTubeを観ながら、
21時には、眠りについた。
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