阪神大震災時には、
いつ次に震災が起きるかわからない、と、恐ろしくなり、
緊急時の持ち出し袋を、あるもので作ったり、少しの保存食を確保したりもしていた。
しかし、月日が経つと、
その危機感は、薄れていく。
東日本大震災で、また、思い出す。
が、また、薄れていく。
この繰り返しである。
南海トラフは、過去何度も大地震の発生元になってきたという。
歴史的に、100年から150年ごとに大地震を繰り返したそうで、
次の発生は、2030年ごろと言われている。
とすると、あと、10年後?
怖すぎる。
震災の話で、怖くなってきたが、
先日、近所の一人暮らしのおじいさんが、
灯油缶を自分の家に運び込んでいる姿を見かけた。
それを見て、
ふと、火事が起きたら、どうする?
という疑問が、湧き上がってきた。
ふむ。
今の我が家で、緊急持ち出し袋は、用意していない。
全くの危機感ゼロである。
小学生の頃、
近所でボヤ騒ぎがあった。
その時、何を持ち出すか、家にいた母と妹とワタシは、
あたふたして、家の中をうろうろ。
ボヤも大したことなく、終わったのだが、
ふと、手にしているものを見て、大笑いした記憶がある。
ワタシは、大事なうさぎのぬいぐるみだけ。
とっさの時に、
頭ん中は、真っ白になることを、思い知ったできごとだった。
なので、
これは、ちゃんとしておかなければ、と、突然思い始めた。
そうなったら、すぐにやり始めないと気がすまない。
夜中に、ごそごそと、あちこちにあるものたちを、一つにまとめ始めた。
貴重品やら、必要最低限の大事なものたち。
まぁ、それさえも持ち出せないこともあるかもしれないが、
準備しておくに越したことはない。
オットと、次女に、その旨を伝え、
もし、ワタシしか家にいない場合、
緊急なことが起きたら、持ち出して欲しいものを、
各自まとめるように指令を出した。
我が家の危機管理。
ゆるいけれど、しないよりいいだろう。
記憶力が低下しているお年頃ということもあるし、
こうしておけば、
自分の身に何かあっても、
それさえ見てくれればいい、ということも兼ねられる。
私たちの年代には、そういう意味でも、
実行すべき、最重要事項かもしれない。
そうそう。
その中に、ウクレレも入れておこうっと。
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