今日から、6月。
わが工房は、4月に休業してから、久々に、再開である。
昨日は、5月最終日。
4人のムスメたちがいた頃は、最大6人が住んでいたわが家。
次々に1人暮らしを始め、そして、結婚をし、
1人減り、2人減り、していき、
一度は、夫婦2人暮らしになった。
1人暮らしをしていた次女が、
フランスに行った後、
戻って来て、今は3人暮らし。
オットと、2人暮らしになった時に、
ムスメたちが使っていた3階の部屋を、
それぞれの部屋として使っていた。
画材などの荷物の多いワタシにとっては、
とてもありがたく、
しかも、生まれて初めてできたマイルームは、
寝室兼マイアトリエとして、超絶快適だった。
オットは、荷物が少ないので、
シンプルで、すっきりした部屋にしていて、
ベランダがあるので、
そこで、緑を育てることを楽しんでいた。
フランスからの一時帰宅で滞在中という身の次女は、
「ワタシは、『借りぐらしのアリエッティ』だから」と、
2階の、当初、私たち夫婦が寝室として使っていた和室を使用。
一年ぐらいで、また、フランスに戻る、という計画を立てていた彼女だが、
このコロナ騒動で、いつ戻れるか、わからなくなった。
2階に住む彼女は、
2階にある、キッチンとリビングを使用する私たちから、
プライベートエリアを確保するため、
必要以外、ピシャリと扉をしめて、部屋に入る。
すると、彼女の部屋側にある、ベランダからの光は遮られ、風も入らない。
てなわけで、
半年間、わが2階の様子は、がらりと変わってしまった。
泊まりにくる孫たちは、
次女がいない時には、2階で寝ていたが、
今では、3階のワタシの物が散乱している部屋で寝るため、
かなり窮屈な思いをさせていた。
あと1ヶ月少しで、四女が出産を迎えるので、
ここらで、こちらとしても、
赤ちゃんと落ち着いて過ごせる部屋を作ろうと、3人で考えた。
そこで、オットと次女の部屋の、交換案が、浮上し、
3人が揃う日曜日に、移動を決行した。
とりあえず、物がごちゃごちゃあるワタシの部屋は、
触らないので、余裕で、二人の手伝いをしていたら、
突然、オットのベッドをそのまま3階に置いているのは、邪魔だと言い始めた次女。
ワタシの部屋に持って行きーな、と言う。
すると、オットは、予想外の提案に乗った。
「そうか、それやったら、ボクも3階で寝て、仕事とかは、キッチンですればいいか」
ふむふむ、と二人で納得。
ワタシの部屋に出入りを始める二人。
あちこち置いている作品たちが、二人の行く手を阻む。
「チカ、この犬じゃま」
「チカ、これ退けて」と、二人が交互に言ってくる。
早々に、ワタシの部屋に、オットのベッドが運び込まれた。
部屋の4分の1強をベッドが占める。
「おおお〜、Airbnbみたいや〜」と、喜ぶオット。
そこからが、早かった。
あれよあれよと、オットと次女が手際良く動く。
オットと次女は、いつものことながら、考え方や、動きがよく似ていて、
無駄な動きはせず、必要最低限の簡単な移動で済ませていた。
あっという間に終わって、それぞれの落ち着くポジションで、
同じようなスタイルで、テレビを見始めていた。
一方、ワタシはというと、
オットのベッドが入った分、
出しっぱなしのイーゼルやら、
大量にある油絵具やらキャンバスたちを、なんとかせねば、と考えなければならなかった。
こうなったら、1階の工房に、スペースを作るしかない。
結構、物であふれている工房なのだが、なんとか片付けつつ、3階を片付け、
3階の画材たちを移動させるという作業になってしまった。
オットと次女の部屋移動だったので、
ワタシは、ほぼやることがなかったはずなのだが…
おかしい…
大量にある物の片付け、移動、片付け、移動、掃除…と、
果てしない作業に追われていたのは、
紛れもなく、ワタシだけだった。
テレビを楽しんでいる二人の様子を横目に、
ほぼ丸一日、片付けと掃除に追われ、
なんとか、片付いた。
これで、ムスメたち家族の受け入れ部屋ができた!
すっきり、さっぱりと、
6月のスタートがきれる。
さて、がんばりますか!
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