ショクダイオオコンニャク！

「世界一大きな花が、植物園で咲くらしいで〜」

と、京都新聞のニュースで知ったムスメは言った。

「ラフレシア？」

と聞くと、「違う」と答えるムスメ。

ショクダイオオコンニャク、だと言う。

聞いたこともない名前だった。

でも、３０年近く、育ててきた花の初めての開花になると聞くと、

これは、行くでしょ。

「いつ咲くのかな〜」と言っていたら、

朝起きると、ワクワクした表情でムスメが伝えにきた。

「今朝、咲いたって！！」。

ほう、じゃ、行くかな〜

でも、見たい人が長蛇の列を作っているかもしれないし、

どうしようかなぁ、と思ったけれど、

好奇心が勝った。

10時から、その花がいる温室は開くらしいけど、

長蛇の列は嫌なので、できるだけ早く到着しておきたいと、自転車を走らせた。

自転車で10分。

植物園入り口で、

初めて、年間パスポートを買った。

そういう気分だった。

職員の方や、関係者の方々が、

１９９３年から、苦労して育ててこられた偉業を、

讃える気持ちでいっぱいだった。

 

このショクダイオオコンニャク、開花は、国内21例目。

関西では、2例目。

高さ約2.3メートル、幅約1.3メートル。

腐敗臭で、虫をおびきよせ、受粉の手助けをしてもらうのだ。

なんだか、魔界の花のようなのだが、

それが、なんとも、興味をそそられる。

２日間ほどで、しおれる。

はかなすぎて、ますます、見たい気持ちが強くなる。

温室は、本日、無料。

ありがたい。

見ると、もう、並んでいた。

開場30分前。

走っていくと、開場スタート。

予定より早めたのは、混雑を予想してか。

一人、持ち時間30秒。

もう、ワクワクが止まらない。

暑さで、汗が滝のように流れていたけど、

おかまいなしに、カメラとスマホで写真を撮った。

匂いも嗅ぎたい、と思っていたら、

テレビカメラにつかまった、ムスメ。

ついでに、インタビュー。

ありゃ。ついでに、ワタシも一言。

すると、次々、待ち構えていたテレビカメラに、つかまった。

流暢にしゃべるムスメのよこっちょで、

ふんふんと、うなずきながら、

汗をだらだら流し、帽子は斜めになり、ヨレヨレTシャツで、映っていた。

MBSと関テレとNHK。

NHKは、見事にカットされていたけど、

他は、ちゃんと、ムスメは、映っていた。

YouTubeでさっそく見れたので、

家族に知らせると、ワタシの姿がじわると、大ウケだった。

経験のないことで、緊張しすぎて、

何見たかわからん状態になってしまった二人だったが、

おもしろい体験だった。

そのあと、

他の温室の植物も見てると、

今度は、世界一大きな果実ができていることを、

スタッフさんが、教えてくれた。

パラミツ、という名前。

これまた、世界一とは。

すげーすげー、の連呼。

もう、植物園、サイコ〜。

おもしろすぎた。たのしすぎた。

 

帰りに、最近できたようなスーパーがあったので、

どんなものが売っているのか、

好奇心発動。見回りパトロール。

たくさんの人の中、入っていくと、

オーガニック系の食品が多いスーパーだった。

いいじゃんいいじゃんと、

買う気満々。

ヨーグルトとキムチとコロッケを買った。

ワタシの大好物たち。

あまりのたくさんの人だったので、

なんでやろう、と思ったら、

今日が初日だったようで。

また、ゆっくり来ようっと。

 

帰って食べたキムチ、

最強に美味しかった。

リピート間違いなし。

 

ということで、

なんか、

妙に暑い日だったけれど、

楽しい1日でした〜

 

 

 

にしても、

テレビに映ったムスメの上のテロップ。

くさい花て。

なんか、なんかなぁ〜