必要なのは描く

人生半世紀以上生きていると、

いろいろある。

その時々で、

楽しいことだけじゃなく、

嫌なこともあったし、

もし、あっちの選択していたら、とか、

悔やみもしてきた。

 

それを、

文章にすると、

それだけが、クローズアップされる。

 

怖いところである。

 

例えば、

こんなことあった、ということも、

話すと書くでは、ずいぶん違う。

話をしていると、

表情や口調で、

どんな思いを持っているかがわかる。

笑い飛ばしている話でも、

これが、文章になると、

細やかな表現をしない限り、

むずかしい。

 

文章をなりわいとしているわけでもないし、

有名人でもないし、

見ている人は、ごくわずかで。

それでも、書いている限り、

責任はあるわけで。

 

ふむ。

書く必要があるのか。

 

必要があるのは、描くのほうです。

 

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