結婚記念日

4泊5日のオットの洲本弾丸滞在は、終わった。

京都の企業の人を連れて、洲本市役所や洲本で活躍されている方とつないだり、

大学の友人と集まって、洲本散策したり、

年賀状代わりの家族新聞の発送準備をしたり、

最後は、神戸でワタシの作品撮影をしたり、

それはそれは、分刻みで動く感じで、

ワタシは、いつも目が回りそうになる。

だが、いい刺激を受ける。

いい風を運んできてくれる。

 

作品制作は、孤独な作業。

一人で全て完結してしまうので、

いいも悪いも、自己チュウで、動きが鈍くなる。

そして、いらぬことを考え、

自分がやりたかった表現から、外れていく。

澱んでいくのがわかる。

挙句の果てに、

どんどん、京都にいたころのような感じが、

再びここでも、となってくる。

 

なので、オットが外の風を入れてくれることで、

軌道修正ができたり、

かすんでいく自分の目標が、

また、クリアになっていく。

 

そうだった。

そうだったんだよ。

そう思うことが、

この数日、何度あったか。

 

さまざまな方面の方たちが集まって、

おもしろいことを企画する仕事をしている大学時代の友人も、

ワタシの作品を売りたい、とも言ってくれた。

嬉しすぎる言葉に、舞い上がる。

ありがたや。

もう、こりゃ、やるしかないでしょ。

 

 

絵が描きたい。

作品が作りたい。

ずっと言い続けたワタシの気持ちを、

ずっと大事にしてくれていたオットとの結婚記念日は、

昨日だった。

34年かぁ。

二人が大好きだった神戸の町は、

ずいぶんと変わったけれど、

猫の作品撮影に、アシスタントのようにつきあってくれたオットの姿は、

出会った大学時代と変わらない。

オットは電車で京都へ、ワタシは車で洲本へと帰る車の中で、

ずっと応援してくれているオットのためにも、

納得いくまで、がんばらねばと、

ぎゅっと、ハンドルを握り続けていた。

 

35年目の私たちは、新たな夫婦の形で、

お互いを刺激し合っていく。

 

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