淡路島の玉ねぎ

部屋に閉じこもって、

編集作業の仕事をしていたら、

こっちでお世話になっている人が、

あまりにも顔を見ないので、

心配して連絡をくれた。

ありがたいことで。

心配させてはいけないなぁ、と、

すぐに顔を見せに行った。

優しい笑顔を見て、

外は寒いけれど、暖かい気持ちになり、

ちょくちょく、

顔を見せよることにしようと、思った。

家族以外で、こんなに心配してくれるのは、

本当に、嬉しい。

 

外に出たついでに、

農産物直売所に、野菜を買いに行った。

地元の食材が、豊富にそろっていて、

しかも、安い。

大阪の母から、淡路島の玉ねぎが欲しい、

と連絡があったので、

送ってもらうことにした。

本当に、こっちの玉ねぎは、大きいし、甘い。

 

こんなに、玉ねぎに注目したことが、

自分の人生でなかったのだが、

次女の玉ねぎ愛のすごさと、

淡路島といったら、玉ねぎだと、

家族も知人も、みな一同に言うもんだから、

徐々に、玉ねぎが気になりはじめた。

確かに、今までのワタシの料理は、玉ねぎが欠かせなかった。

甘味を加えるには、玉ねぎが効果的で、

味噌汁には、よく入れていた。

常備菜ということで、

いつも、家の定位置にいたのは、

玉ねぎとじゃがいも。

当たり前にあって、

安けりゃ、それでよかった。

 

移住して始めの頃、イオンに行くと、

小さめの玉ねぎが、積んであったので、

さすが、淡路島。と思ったが、

産地を見ると、北海道産。

振り向くと、存在感のある玉ねぎが、ごろごろ。

大きさの全くちがう、

立派な淡路島産の玉ねぎが光っていた。

こんなにも、違うんや、と、驚いた。

 

スタッドレスタイヤもいらない温暖な気候やし、

海のミネラルが、辛味をやわらげ、

育てる期間も長い、とか。

淡路島の玉ねぎ。

知れば知るほど、

なんか愛着がわくではないか。

 

直売所で、

玉ねぎを、母に送るついでに、

葉玉ねぎという、

玉ねぎが大きくなる前に収穫したものが置いてあったので、

こっちは自分用に買って、

肉どうふにしてみた。

これは、うまい。

いや、これもうまいだな。

こっちに来て、

食べることが、

楽しみでしかたなくなっている。

 

さてさて、

今日も作業日。

がんばろっと。

 

葉玉ねぎ

コメント

タイトルとURLをコピーしました