楽しまなきゃ

歌手で俳優の西郷輝彦さんが死去、75歳。

先日のトップニュース。

 

75歳かぁ。

もう、手の届く範囲の寿命だ。

 

つらいなぁ。

 

ワタシの母は、

10代でワタシを産んだので、

母と同い年。

なんかなぁ。

 

ワタシの知っている人は、

ずっと、生きていて、

自分も、不死身だと思っていた。

じいちゃんも、ばあちゃんもいなくなったけど、

ずっと実感はなかった。

恩師も、親戚も、どんどんいなくなって。

それでも、実感は、なかった。

 

最近、それは違うんだと、思い始めた。

自分は不死身じゃない。

無敵じゃない。

命に限りがあることを、

だんだん、やっと、理解してきた。

成長が追いついたのだろうか。

 

富山で、大好きなグループのライブが、コロナ前にあった。

富山といえば、オットだ。

オットが関わった事業で、お世話になった方々がいた。

ワタシが、富山でライブがあるから、行きたい!と言うと、

オットも、行く、となって、

富山でお世話になった方々が、それに合わせて集結してくれた。

その時から、妙に泣けていて。

別れ際、また会おうね、と言いながら、

一番お世話になった人の手をとったときに、

なんともいえない気持ちがこみあげ、ボロボロ泣けた。

これが最後になると、思った。

四女もお世話になったその人は、

数ヶ月後、

四女の結婚式が終わるのを、

待ってくれていたように、

この世からいなくなった。

いなくなる…

こういうことなんか。

 

LINEの友だちにある名前は、いまだ消せずにいる。

 

その時に、その場所で、

もし、ライブがなかったら、

私たちは行っていなかった。

連れて行ってくれた、

そのグループ、ももクロには、本当に感謝しかない。

 

そう思っての、半年後、

ももクロの存在を教えてくれた人が、急死。

 

言葉が出なかった。

 

「しんどい時に、ラジオから流れたこの曲を聴いて、これは、なんや。って思ったのが、始まりで」と、嬉しそうに話をしてくれた、その人は、地元のテニスグループの仲間だった。2012年のこと。

どんな曲なんや〜、と気になって仕方なかったので、

家に帰って、『ももクロ』ってどんなグループなん?、と四女に聞くと、

「やめとき。中毒になるで」と、言われた。

その言葉の意味が、全くわからず、

でも、めちゃくちゃ気になるので、聞かずにはいられず、

Youtubeで探して、聴いてみた。

次々に、探して、聴いてを繰り返し。

そして、ワタシも、のめり込んだ。

中毒になったのだ。

当時アラフィフ。

その歳で、生まれて初めて、ファンクラブにも入った。

 

その人と、一緒にライブも、ライブビューイングにも行った。

夜行バスで駆けつけたこともある。

国立競技場でのライブは、圧巻だった。

踊りまくって、歌いまくって、楽しかったぁ。

全力な彼女たちを見るのが、楽しみで楽しみで。

それこそ、キャパオーバーの仕事をし続けて、

ヘロヘロやった時に、パワーを、いっぱいもらった。

その人は、ほんまに夢中で推しの子を見て、

毎回、涙して、ひたすら感動していた。

あんなに楽しかった日々が、

その人がいなくなった途端、

急に火が消えたようになり、

ワタシは、彼女たちを見るのが、とっても辛くなった。

 

その人がいなくなってから、1年半。

やっと最近、彼女たちを見たくなった。

 

好きなものを好きと、

まだ言えるなんて、

幸せなことではないか。

まだ、生きている。

余命30年は、まだあるのかもしれないし、

ないかもしれない。

その時を、

楽しまなきゃ、と、

思うわけで。

 

さて、今日は、祝日。

朝から、寒い。

2日間、一歩も家から出てないので、

今日ぐらい、少し動こうかな。

 

 

たまねぎレモン。

ハチミツとオリーブオイルで漬けている。

淡路島の玉ねぎは、ほんと美味しいのです。

セロリ炒め。

これは、ごま油と醤油、砂糖でできてしまう。

大好き一品。

 

と、まぁ、

美味しいもん、食べたい欲がすごすぎて、

もっぱら、太った?と言われる、最近です。

 

コメント

  1. 小林俊雄 より:

    おはようさん。私もFBに西郷さんの事を記しました。その時々に触れた音楽にはいろんな思い出が蘇るのです。季節の郷愁・淡い恋の思い出・苦しい時に勇気を与えてくれた・歌詞の感動等・・・人の出会いもそうでしたね。何かに導かれるようにその方に惹かれる。私の好きな言葉「縁」なのです。清水さんにお話ししたかどうか忘れましたが、私の友人は不思議なことに「早逝」する友人が多かったのです。24才30才31才39才53才60才65才68才、眠ってる顔沢山見送りました。辻井君お顔は拝見できませんでしたが・・・子供の頃からなんとなく「死生観」考えていました。私もあと何年この世で修行できるか分かりませんが、考えてるだけではダメでしょうが、私なりの行動と生き方を示せればいいかなっと思っているのです。次代のお子さんたちに申し訳ないしね…宇宙の塵に還るまで。おきばりください。淡路島大好きな街です。

    • 秩加 秩加 より:

      訪れていただき、ありがとうございます。やっと、余命を考えるようになりました。一人だと、余計です。ご縁を大切にしながら、もっと、たくさんの子どもたちと出会い、絵の具で遊びたくなりました。これから、場所に縛られず、動くことにします!

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