自由教育

長女が、自由教育に興味を持っている。

ホワイトデーだからと、

子供たちをパパに頼んで、

『夢みる小学校』という映画を観に行ったらしい。

 

私たち夫婦も、大学の先輩の影響を受け、

30年以上前の頃には、当時の学校教育に疑問を抱き、

その頃、ほんの少しずつ話題になりつつあった自由教育についての、

本を読んで、勉強していた。

映画に出ていた学校の開校準備の時期の講演会に、二人で行き、

どんどんのめり込んでいく。

オットは、自由教育を実践されていた「自由の森学園」にも、視察に行ったりもした。

そんな中、海外の教育にも興味がわき、

サマーヒルや、シュタイナーや、モンテッソーリなどなど、

知れば知るほど、知りたくなる。行きたくなる。

我が家の本棚には、そういう類の本たちが、ぎっしり詰まっていた。

自分達に子どもができたら、

海外の教育を受けさせたいなぁ、なんて言っていたものだ。

ワタシは、シュタイナーの芸術に興味を抱いて、

子どもたちが取り組んでいる絵が、とても素敵だったので、

写真を見ては、いいね〜、なんて言っていた。

長女と次女が通っていた神戸の頃の保育園では、

園長先生夫婦が、学校づくりをされていて、

よく、その準備会に参加し、とても興味深く話を聞いていた。

そんな自由教育の影響を受けた私たちが、

こども工房を始めたきっかけの根っこには、

そういう流れもあったんだなぁ。

海外の教育を子どもたちに受けさることは、

金銭的にも、全く無理だったが、

そうなりゃ、自分たちでやればいい、と、

こども工房でも、子育ての中でも工夫しつつ、

特にオットは、結構考えて実践していた。

ワタシは、感覚人間なので、

自分が楽しみたいことを、一緒に楽しんだだけだけど。

そうそう。

海外の教育といえば、こども工房の子たちを連れて、

アメリカに行ったのも、今思えば、すごいことだった。

小さな教室が、海を渡り、

子ども博物館で和太鼓演奏したり、

にわかなお稽古で、お茶のお点前まで披露したり、

小学校視察までして、アメリカの子どもたちと交流もした。

子どもたちに体験させたいことを、

詰め込んだ私たちの夢の体験型旅行。

体験することの大切さを何よりわかっているからこそ、だった。

そんなことを、ふと思い出す。

いろいろと忘れているもんだ。

文章にしてみると、どんどん思い出す。

 

もっと自由に。

もっと楽しく。

つい、何かにつけ、ふと口に出る言葉は、

その若い頃に言っていた言葉が、

ずっと、頭に存在し続けているからだろう。

 

その映画のエンディングテーマ

THE BLUE HEARTSの『夢』

まさに、今、これ。

 

さて、夢を抱きつつ、

今日も、がんばろっと。

 

 

 

孫3号。

保育園の連絡帳アプリより。

会えないけど、成長している姿が見えるのが楽しみな毎日。

今や、連絡帳もデジタル。すごい時代です。

だけど、子どもの成長で大切なことは、ずっと変わらない。

この笑顔のために、

ワタシは、動きたい。と思うのです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました