次女は、着々と、自分の居場所づくりをしていた。
まだ、肌寒い朝晩なので、
1階より、2階を選んでいた。
私が作品置き場としている2階の一室に、一畳分のマイスペースを作り、
マットを敷き、キャンプで使うテーブルを置いて作業台にしていた。
彼女は、ワタシとは違って、
ペタンと床に座って、ローテーブルで作業するのを好む。
コンパクトに、すぐに作れるスペースが、なかなかいい。
しかも、彼女の愛機のMacBookは、超軽いやつで、
ワタシの、でっかいデスクトップのiMacとは違って、
どこでも作業オッケーなのがいい。
スタイリッシュで、うらやましいかぎり。
さすが、デザイナー。
彼女がいると、本格デザイン事務所。
いい感じだ。
右手が、、、ということで、
彼女が、家事を、てきぱきこなしてくれるので、
甘えてしまっている。
ありがたいことである。
こういうのを、心強い、というものなんだな、
とじわじわ思う。
ワタシは、1階で、リハビリをしながら、
あちこちに、復活宣言の連絡をした。
そのあと、頼まれている地域のイベントのポスター作りを、
あれこれ悩みつつ、スタート。
右手首に、金具とネジ9個が入っているため、
可動域が狭くなっていて、カーブが描きにくく、
途中で止まる。
親指にも、まだ力が入りにくい。
少し細かい部分を描こうとすると、
力が入る分、手首に負担がかかるのか、
痛みを伴う疲れがでてくる。
長い時間、もたない右手。
無理をさせない方がよさそうである。
左手で描くことが、可能かどうか、
締め切りも近いので、試しが本番の作業になる。
どうなることか、自分でも不安だが、
やるしかない。
さてさて、がんばりますか。
診察に行くたびに、撮って、見せられるレントゲン写真が、
いつも、こんなことになっているのかと、
不思議で、なんだかおもしろいので、
すぐに、「先生、撮っていいですか」と、撮影許可を得る。
前回は、しっかり折れていた写真だったが、
今回は、金具が、スクリュー型の木ネジのようなもので、
しっかり固定されている写真。
きれいに、止められている。
ロボット化していた。
この金具、骨が治ったら、取る手術もあるそうだが、
取らないという人もいるそう。
そこは、各々相談らしい。
確かに、また、全身麻酔となると、きつい。
けど、取ることで、また、可動域が元に戻るかもしれないので、
細かい作業をする人は、取ったほうが、良さそうである。
1年後、また、、、、。
まぁ、とにかく、早く、骨が元に戻ってくれることを願うばかり。
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