ふわっふわ

いつもながら、

考えも、言葉もかる過ぎて、

中身がなく、

ふわっふわ。

漂っている感じ。

 

母が、いつも言う。

大丈夫?

しっかりし〜や!

ほんま、危なっかしいんやから〜、と。

はい、全くもって、

変わらず、安定のふわっふわ。

 

歩いていても、

座っていても、

ふわっふわ。

道路を歩いていると、

一緒に歩いているムスメがいる時は、

必ずと言っていいほど、

「ちゃんと、歩いて」と、

何度も、袖やら背中やら、

服を引っ張られ、歩道の端に引き寄せられる。

子どものときと、

一緒で〜。

 

変わったのは、

細胞が、老化し、老けたこと。

 

 

 

なぜかわからないが、

勉強ができる子と言われ、

ちょっとした神童系だった幼少期。

どこからどうして、そうなったのか、わからない。

ワタシの記憶によると、

結構、ひどいもの。

数字は、頭に入らず、

そろばんを習いに行っていたけど、

「〇〇な〜り〜」という、

先生の言葉を聞いて、そろばんで計算していくのは、

な〜り〜が、気になるし、

早くてついていけず、でたらめ計算ばかりしていた。

暗算のテストでも、計算にすごく時間がかかるので、

適当に数字を入れいていた。

それなのに、なぜか、級は上に上がれるという、

摩訶不思議。

学校のテストも、学年が上にいくほど、

どんどん算数パニック。

テストは、何度もゴミ箱に捨てたものだ。

中高と、

定期テストは、よかった。

なぜなら、脳みそに暗記パンがあったから。

この暗記パンのおかげで、

神童系と言われたのかもしれない。

一夜漬けで、教科書丸暗記はお手のもの。

ワタシの唯一の得意技だった。

で、テストが終わると、全て忘れる。

なので、実力テストなるものは、悲惨すぎた。

数学、社会は、目も当てられない。

 

けど、受験では、希望校に入れた。

社会のほとんどを、六角鉛筆で、

コロコロと、大真面目に、

やっていたのに、

そういう運だけはあったようで。

 

よく言われる。

大学も出られているのに、

そんなご謙遜を、と。

いや、ほんまに、と言っても、

誰一人、信じた人はいない。

 

興味のあることしか、

全くもって受け付けない脳みそ、である。

臨機応変、柔軟に対応、なんて、

少し大人になって、

できるようになったと思っていたけど、

オットやムスメからすると、

全くできていないようで。

大人な対応、とかいって、

やり切れていると思っていても、

子どもがごまかす域を脱していない。

バレバレのやつである。

大人っぽくなりたい中学生レベルの文章ができたとしても、

それ以上はいかない。

なので、

人が、話している内容や、

書かれた文章を読んでも、

頭に入っていかない。

理解できないことが多く、

よく、とんちんかんな質問をしてしまう。

正直なところ、

いつも、誰を見ても、たとえ、自分より、うんと若い人でも、

賢い人だなぁ、大人だなぁ、と思って、

尊敬の眼差しで見てしまう。

自分の立ち位置、めちゃくちゃ低い。

 

それが、自信のなさの表れ、と言われ、

そうだな、と思ってきた。

けど、そうじゃないような気がしている。

 

器だけが大人になって、

中身、ずっとずっと、まんまで。

自分の好奇心が動く興味あることを、挙げていくと、

立ち位置が低いというよりは、

視点が低いのであって、

子ども視点のまま、なのでは、ないだろうか。

ここに来て、

それが、ますます磨かれている気がする。

いつも、絵を描くのが好き、動物作るのが好き、

みんな遊ぼう遊ぼう、と言いながら、

子どもたちや犬や猫と遊んでいる子どもが、

ワタシの中にいる。

きっと、小学生のいつ頃からか、成長していない。

子どもたちの中にいると、安心するし、

ワクワクする。

 

大人だけど、大人じゃない。

世間知らずで、

引きこもりのように、範囲の狭いところで、

外部との接触がほぼなく過ごしてきた。

絶滅危惧種のよう。

オオカミ少女みたいやな、とオットによく言われた。

イヤミなこと言うなぁ、と、彼の方が、へんてこやと思っていた。

が、彼に誘われて出る機会があると、

見る人が見るとわかるようで、

こんな人、いるのー? と、

すごく珍しがられて、驚かれたことがある。

それは、自分では、これが普通だと思って生きてきたのに、

どこをどう見て、そう思われたのかわからないが、

衝撃的だった。

横で、オットは、大きくうなずいていた。

 

きっと、最後まで、

大人になれなかった人になる。

 

ふわっふわ人生だな。

 

それも、よし、と言えるように、

今日も、がんばろっと。

 

 

今日、多発の「ふわっふわ」だが、

テーブルの上に出した材料も、

ふわっふわだった。

注文していたカラフルな羽も届いた。

これだけあれば、第一弾おえかきピクニック、オッケーだな。

 

コメント

  1. K より:

    よく分からないんですけどね。
    いつも、ブログに書かれている貴女の色々を、自分は全く感じた事がないんです。
    “友人”という立ち位置において貴女は、全くもって普通の人で。
    と言うかむしろ、才能あるすごい人レベルでしょって。
    うちのお嬢に至っては、ものすごく尊敬の念をこめて「今まで会ったことがない人」と申しておりました。

    貴女の魅力の原点がその「ふわっふわ」なら、そのままが一番な気がしますよ。

    • 秩加 秩加 より:

      ありがたきお言葉〜
      こうやって、一人でいると、自然と原点に戻ることが多いです。
      なので、同じようなことを、つらつらつら…
      心を言葉にしつつ、このままでいいのか、確認しているのだと思われます。
      かけてもらえる一言一言が、本当に嬉しいです。
      ありがとう〜

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