昨日の夕方、
暑さもマシになったので、
よし!
今日から、畑デビュー!
と、MYクワをかついで、いざ畑へ。
地域おこし協力隊の人たちとの、共同ファームということで、
『チャレンジファーム』と、協力隊の人たちが名前をつけた。
メンバーは、協力隊の二人とワタシ。
そして、畑の持ち主のおばあちゃんは、指導役。
ということで、こりゃ、畑学校だな。
おばあちゃんは、キヨミ先生。
協力隊の人たちが、畑を借りることに決めた時に、
キヨミ先生が、トラクターで、きれいに土をならし、
雑草も無い状態にしてくれていたそうで、
そこで、とうもろこしやセロリを育て始めていた。
が、なかなか、そう頻繁に来れないので、
みるみる雑草が生え、
もはや、土が見えない状態になってしまっていた。
その状態で、ワタシがデビューなので、
まずは、草抜きから。
下積み時代のよう。
ひたすら、草抜き。
草がぼうぼうのところに、
ずかずか入って行って、
クワで、ザクザク。
協力隊の人のそばで、
ちょこちょこ、へっぴり腰でやっていると、
いきなり、
「へびがいる〜!」と叫ぶ協力隊の人。
キヨミ先生は、
「長いか、短いか」と、冷静に、向こうのほうで聞く。
「短いかな」と、協力隊の人が答えると、
「それは、マムシや。首切って」と、先生。
「こここここここ、わ、い、、、、、、、」と、協力隊の人の背中にまわり、
動けなくなった。
ワタシだけかと思ったら、
協力隊の人たちも、
顔が引き攣って、動けず固まっていた。
「首、き、、き、、る、、、、って、、」
マムシと聞いただけでも、
飛び上がったのに、
そのマムシの首を、切るて。
「クワで、逃げんように頭押さえて、クワで切るんや」と、先生。
3人で、「ええええええええ、、、、、」となって、
まだ、動けずにいると、
先生がやってきて、ワタシのまっさらのクワを取って、マムシの首をとらえ、
ちょんぎった。
もう、倒れそうだった。腰がぬけそうで。
やばい。
マムシの現物も見れないのに。
でも、また、出てくるのは確かなので、
現物を見て、マムシはどういうものか、認識しておかなければ、という気持ちになり、
先生が持っているワタシのクワに、ぶらんぶらんぶら下がっている首から下の胴体を、遠目に確認。
それを見て、またもや、固まってしまった。
けど、認識完了。
もう、もう、お腹いっぱいで、帰りたくなった。
けど、そんなことも、言ってられない。
やるっていうたからには、やる。
覚悟を決めた。
協力隊の人も、しきりに、
「救急車呼ぶには、119番やな」を繰り返し、
「ここの住所はどこ?」と、
ちょっとした、プチパニックになっていたけれど、
気持ちを切り替え、作業を再開した。
けど、マムシのことが、頭から離れないところ、
先生が、
「あれは、小さかったから、子どもやな。親もどこかにおるで」。
わぁお。
親、おや、おやおやおやおや、、、、、、、
こ、こ、こ、こわすぎ、、、、、、、、
それでなくても、大汗かきなのに、
全身の水分放出の勢いで、汗が噴き出していた。
でも、やるしかない、、、
先生が、「トラクターで、きれいにしといたのに、何もせんから、こんなことになったんやで。薬まいたら草もなくなる、って言うたけど、無農薬野菜を育てたい、言うから、な。大変なんやで。ほんま」と、言って、草抜きのてほどき。
「小口(端の角の方)からするんや。草は根が下の方にはっとるから、クワを、ぐっといれなあかん」と、見本を見せてくれながら、どんどん、やっていってくれる。
80歳をすぎて、この体力は、すごすぎる。
スーパーばあちゃんが、ここにもいた。
「あっちこっち、適当に草抜きしたらあかんで。ちゃんと、順番にせな。農家の人は,ていねいに几帳面にやってんねんで」
「千里の道も一歩からや」
草抜きをひたすらしながら、先生の名言は続く。
とにかく、草抜きが終わらな、何も育てられへんで、ということで、
2時間ほど、がんばったかな。
そこで、暗くなってきたので、
先生に、挨拶をして、今日の授業は終了となった。
顔中、汗と土で、ざらざらしていた。
3人で車に乗り込み、山を下りた。
沈んだ太陽が残している光で、あたりは、まだうっすら明るい。
眼下に広がる田畑に、心地よい風が吹き抜ける。
畑学校の甘っちょろい新入生なりに、
草抜きしかしていないけれど、
気持ちのいい疲れを感じていた。
短時間だったけど、
畑作業につきものの洗礼を初日に受け、
いろいろ盛りだくさんすぎる濃い時間だった。
こうなったら、
草抜き、がんばらねばだ。
今朝は、朝から、久しぶりの診察。
ちゃんと、骨はくっついていました!
左が、今日の骨。
よきよき。
さて、今日も、がんばろっと。
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