何ができる

声にならない心の叫びを、

初めて聞いたその夜から、

私の頭の中は、真っ白になった。

 

何にも、見ていなかった。

全く見えていなかった。

 

いつからだろう。

中学生の頃からだろうか。

思春期絶頂の中、

自分の身を、現実逃避で守ることで必死だった時から、

全くもって、周りが見えなくなっていた。

 

悔いた。

猛烈に、悔いた。

 

悔いながら、

これからのことを、考えていた。

 

ワタシができること、、、

何ができる。

何ができる、、、

 

 

 

懐かしい写真が出てきた。

無邪気な幼稚園児の頃かな。

よく、誂えてもらった服を着ていた。

立派な足は、小さい頃から、、、。

そばには、いつもかわいい妹がいた。

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