美味しいね

美味しい。

そう言って、嬉しそうに食べる顔を見るのが、

自分は好きなんだな〜、と

最近ふと思う。

美味しいね。を囲む食卓。

 

病院に付き添うために、

大阪に向かった。

会うたび、どんどん元気になっている父。

薬を変えたことで、

激的に体調が良くなっているようで。

よかった。

本当によかった。

病院でも、医師との会話を楽しんでいる。

こういう付き添いは、嬉しい。

痛い痛い、と、大好きなお菓子も食べられず、

ベットに寝ていた父が、

以前のように、お菓子をほおばり、

食事を楽しんでいる様子を見て、

安堵した。

食べられないと、どんどん弱っていく。

食べるって、ほんと大事だよなぁ。

一人暮らしをしている九州のおばも出てきて滞在していたので、

一緒に食べる。

母もおばも、しっかり食べられている。

よかった。

思わず、何度も、美味しいね〜、と言ってしまう。

 

でも、おばが言う。

「趣味も何もないし、何していいかわからない。

生きていてもなぁ、、、」

と、空を見る。

80代。

そんなおばに、

ワタシは何がしてあげれるのだろう。

 

持参した画材で、

似顔絵を描いた。

 

嬉しそうに、

家に飾ろう、と言ってくれた。

 

いつも、子どもたちのために、

と、動いているワタシだが、

長い人生を歩んできた人たちの顔を見ると、

フツフツと、考え始める。

 

そうね。

ワタシには、

何ができる、、、

 

 

ワタシも、この先、

例えば、おばの歳まで生きていたら、

どうなっているのだろう。

そう遠くはない未来である。

 

ねぇ、ゆのん〜

ワタシ、がんばらねば。です。

 

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