自分の部屋

ムスメたちが巣立ち、

ムスメたちが使っていた部屋は、オットとワタシのの部屋がそれぞれにできた。

しかし、次女がワーキングホリデーのために一人暮らしをやめて、一旦荷物を我が家に運びこみ、

フランスに旅立った。

彼女は、海外での生活を楽しんだ後、フランス在住になるはずだったけれど、

コロナから、京都在住にシフトして、

フリーランスで起業。

ワタシが使っていた部屋は、次女に明け渡した。

 

ワタシは、家族共有の部屋にベッドを移動し、

わが教室として使っていた一階の部屋に、

でっかいパソコンや周辺機器、使用していた画材や作業机を全て移動した。

そうして、5年。

先週、次女が引っ越しをした日から、

ワタシのモノたちを、元あった場所へ、

せっせと移動した。

 

自分の部屋が、再びできた。

やはり、落ち着く。

 

今、長女夫婦がガタガタしているが、

それぞれの価値観の違いが、認め合えるかどうかの、

きわっきわかな。

長女は、家に自分の部屋を作ったという。

 

まだ、子育て中、そういう発想はワタシにはなかったが、

確かに、振り返ると、以前住んでいた家をリフォームした際、

設計してくれた知人が、

ワタシの制作活動を知っていて、

ワタシの小さな部屋を設計してくれたのだった。

その時は、「ワタシのスペース」という、

生まれて初めて、自分の部屋ができて、嬉しくて嬉しくて、

毎日、ワクワクしながら座っていたことを思い出す。

 

長女は、作った自分の部屋で、

何を思っているのだろう。

 

夫婦である前に、一人の人間として、

お互いを高め合う関係でありたい、とオットは言い続けてきた。

それは、今も変わらない。

当初、ワタシには、よく意味がわからなかったのだが、

やっとわかってきたのが、

随分経ってから、いや、最近といってもいいかもしれない。

長女夫婦も、そのための対話をしていけるかどうか。

しんどいことだけれど。

話をしなければ、何も変わらないし、何も伝わらない。

だから、いっぱい向き合って、話をしていってほしいところ。

改めて、経験者は、語るっていうのは、こういうことかぁ、と。

 

そんなことを思う、月曜日の朝。

 

でっかいパソコンが、昨夜は、電源が落ちまくって、

息絶え絶えになっていたけれど、

今朝は、復活。

もうちょっと、がんばって〜と言いつつ、

お前もな、という声がどこからか聞こえてきそう。

 

 

 

部屋から見える空〜

 

 

 

 

 

 

 

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