改札口に、乗船客が並び始めた段階で、昨年の小豆島での経験を思い出す。
2等チケットなので、自分たちの席取りをしないといけない。
早めに並び、9時25分発の佐渡汽船『ときわ丸』乗船.。
窓際の席を確保。
これには、オットも大満足。
早速、船内の売店で、ビールとポテトを買ってきて食していた。
朝から、やばい人である。
通る人が、ガン見していくのには、笑えた。
そこから、2時間半で佐渡上陸。
ここでも、来たぜ〜佐渡〜!!と、小さくガッツ。
わが推しのグループが、かつて、「来たぜ〜、国立!!!!」と言っていたのを、
その度に思い出し、言いながら嬉しくなるワタシだけのルーティン。
深呼吸すると、島の香りがする。
最高じゃん、と、ウキウキ。
そこから、私たちが見たかったイベントのために、臨時バスが港から出ており、
それにすぐに乗ると、間もなく発車。
乗っていた人で、イベントの実行委員の人がいて、乗客と賑やかに喋って嬉しそうだった。
1時間20分で会場あたりに到着。
バスに乗っていた実行委員の人が、和太鼓の練習生のステージをしている会館に行くというので、
オットは足早にスーツケースを引っ張って付いて行っていた。
ワタシは、大きなバックパックのため、早くは歩けない。
かなり遅れて、えっちらおっちら歩いた。
そう、私たち夫婦は、いろんな場面で、逆転している。
オットは、涼しそうな顔で、スーツケース派。
ワタシは、汗ダラダラのバックパッカー。
どこでも生活できる最低限のモノたちを入れるため、今回新調した。
昨年まで、スーツケースも試したりしていたが、
この青春18きっぷは、とにかく乗り換えが多いのと、駅によっては階段ばかりだったりするので、
持ち上げるのが結構大変。
今回は、リュックに詰め込めるようにしてみた。
愛用している無印良品の20リットルリュックでは入らないので、
無印良品の28リットルの上から開くリュックに。
すると、だ。
オットは、スーツケースは、動きが悪くなる、と言っていたのに、
当日、スマートにスーツケースで登場。
駅で、改めて見たら、なんかチグハグ感が、否めなかった。
まぁ、これもありな夫婦である。
てなわけで、
途中、実行委員の人が、関係者が運転する車がすれ違ったので、
バスの乗客だった元練習生たちと、その車に乗せてもらって、会場に向かってしまった。
すぐ後ろを付いていたオットは、
その車を目で追いながら、会場まで案内してくれると思っていたので、
「え、なんで〜」と、少しイラッとしていた。
Googleマップで、なんとか会場まで歩き、
無事、ステージを観ることができた。
オットも、イラッとしたことも忘れ、大満足の様子だった。
若い演奏者たちは、キラキラしていた。
やはり、和太鼓はいいね〜、と二人で感想を述べつつ、
あちこちでされているイベントを見て回ろうと歩き始めた。
だが、荷物を預ける場所もなく、
この暑さの中、重いバックパックが、ズンズン重くなる。
オットが見るに見かねて、旅館にチェックインすることを提案してくれたので、
そこから、またバスに1時間揺られて、旅館到着。
案内された部屋は、トイレも風呂もない、昭和な懐かしい部屋。
なるほど、、、と、二人で顔を見合わせつつ、
まぁ、宿泊できる場所があってよかった、と。
スーパーがあるところを聞いて、
部屋で飲むものやおつまみを買って、
廊下にある共同の冷蔵庫に、名前を書いて入れておいた。
夕飯は、隣にある食堂を利用した。
いつものように、あれこれ単品を頼んで、お酒を飲むつもりでいたけれど、
夜の定食、というのが気になって、二人で頼んだら、
これが、結構よかったのである。
しかも、安い。
手作りのその土地の料理が出されるので、
これからの旅は、これだね〜、と、二人で決めた。
それぐらい、「定食」というものに、ハマった。
美味しかった〜
地元に愛されている食堂だった。
こういう食堂を、旅先で見つけられたらいいな。
旅館に戻って、お風呂お風呂〜と、行ってみると、
共同なので、誰かが入っていて、鍵がかかっていた。
不便だなぁ、と思うけれど、
そういうのが、強烈な思い出として残るものだ、とオット。
確かにそうである。
空いた瞬間に、さっと入った。
夜は、部屋で、一杯。
定食で、お腹が満たされているので、
流石のオットも、いつものように、ガバガバ飲まなかった。
私たちにしては、珍しく健全な旅スタイルが形成されてた。
酔いも回り、暑さと疲れで、早々に布団の上にぶっ倒れてしまった〜
佐渡の海
コメント