青春18きっぷの旅〜2024年夏 佐渡から信濃松川へ編

翌朝、海を散歩。

拾いたくなる貝はなかったけど、ビーチグラスがきれいだったので拾って歩く。

佐渡の海は、天気も良く、穏やかな波。

溜まった心の汚れを浄化してくれる。

 

旅館に戻って、前日に、小木の観光案内所で買っておいたバスの1日フリーパスで、

いざ世界文化遺産に登録された「佐渡金山」へ。

1時間に1本の時間帯もあるので、要注意。

バスの移動もまた、電車と同じく時刻表とのにらめっっこである。

本線のバスで、金山のバス停に着くと、もう観光客でいっぱいだった。

佐渡まで来たら、この場所はおさえておきたい。皆同じ気持ちなんだなぁ。

ルートが二つあって、江戸金山絵巻コースと明治官営高山コースがあり、

一つだけ回るのもよし、両方回るのもよし、ということだった。

オットは、明治だけでいいかなぁ、なんて言っていたけど、

せっかく来たのだから、と、両方回ることにした。

時代ごとの金銀鉱石の採掘の様子がよくわかり、

特に、江戸時代のところが、詳しく再現されていたりして、興味深く、じっくり二人で見ていた。

江戸のコースでかなりの時間を費やしてしまったので、明治のコースはあっさりと回った。

純金の延べ棒の重さを体感するところでは、長蛇の列。

前日、テレビでも放送されていた場所だったので、話のネタに、と並んだ。

やっと順番が回ってきたけれど、重さ12.5キロは、片手ではビクともせず、

5秒で退散。

オットは、少し持ち上げられたので嬉しそうだった。

1億5000万円以上するとか。

 

その後、昨日行ったイベント会場の方へ、再びバスで向かった。

若者たちの演奏を少しだけ観ることができた。

商店街を歩いたり、マーケット広場をウロウロし、

ここで有名なたらい舟に乗船。

ゆらゆら〜っと、ゆるく楽しめる船で、操縦もさせてもらった。

貴重な体験をして、佐渡満喫。

夕方にはバスに乗って、旅館に戻って、昨日と同じく隣の食堂で定食を食し、

部屋飲みして、爆睡。

こうして、佐渡滞在二日間は、予定を全て終了。

 

佐渡の風を感じつつ、

翌朝8時過ぎにはチェックアウトし、

バスに乗って、小木港へ。

こちらから出る佐渡汽船には、アルコールは売っていない、ということで、

オットは、お土産売り場でちゃっかり酎ハイを買っていた。

知人の鼓童のメンバーが、わざわざ港に駆けつけてくれ、

3人で写真をパチリ。

いい記念〜

1週間後のこの周辺の地元のお祭りのことを聞き、

『日本風土記』が好きなオットは、その祭りも見たかったなぁ、と。

滞在を延ばすわけにもいかないので、

今度来るときは、それ目的にしたい、と言っていた。

知人に別れを告げ、10時35分発の佐渡汽船に乗り込み、

いざ新潟へ。

こちらの船は、行きの両津港着の船とは違って、少し小さめ。

普段使いの船って感じ。

オットは、酎ハイを飲みつつ、

この旅で、スケッチに目覚めていたので、

甲板に出て、風景を描いていた。

 

13時15分には、直江津港到着。

タクシーで、直江津駅に向かわないといけないのかと思っていたら、

タクシーの運転手さんが、あのバスで直江津駅に行ける、と教えてくれた。

なるほど、船と連携している時間設定になっているようで、

停車していたバスに乗り込むと、すぐに発車した。

これは、さすがにアプリの経路案内でも出てこなかった。

 

直江津駅で、蕎麦をサクッと食べ、

本日の宿泊場所である信濃松川駅に向かう。

再びの鈍行列車の旅。

順調に行けば、17時半には信濃松川駅に着く。

青春18きっぷは、使えないえちごトキめき鉄道に乗車して、

直江津駅からまずは糸魚川駅へ。

順調順調、と思っていたら、糸魚川駅手前のえちご押上ひすい海岸駅あたりの踏切で、

緊急停止ボタンが作動したということで、ストップ。

車掌さんが、踏切周辺の安全を確認する間、待ちぼうけ。

15分遅れで発車。

ということで、糸魚川駅で乗り換え5分の待ち時間はアウト。

予定していた電車に乗れず、

次の電車が来るまでの1時間以上の待ち時間となる。

待合室も何もない暑いホームで、これは耐え難いが、仕方なし、と思っていると、

構内の掲示物で、実験的にされているバスが、ここ糸魚川駅から出ていることを知る。

JRの切符を持っていれば、白馬駅までの区間をバスで運んでくれるとのこと。

これは、ぼーっと駅にいるよりいいかも、と、オットに提案し、

バスで白馬駅まで移動することにした。

なかなかの細い道をバスが走るため、

ヒヤヒヤしていたが、なんとか白馬駅到着。

電車が来るまで、近くのスーパーで夕飯の買い出しをして、

白馬から無事に信濃松川駅に着いたのは、19時半ごろ。

予定の2時間遅れ。

でも、宿泊するゲストハウスのオーナーさんが、

車で駅まで迎えに来てくれていた。

優しさが沁みるおもてなし。

こうして、本日宿泊のゲストハウスに到着。

 

海外のあれやこれやの民泊に慣れているワタシだが、

そこは、いつもボ〜ッとしているワタシの心をくすぐりまくる

めっちゃくちゃサイコーのゲストハウスだった。

 

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