信濃松川駅から車で8分の場所にあるゲストハウスは、
周りには、田んぼや畑があって、見晴らしのいい場所にあった。
ドアを開けると、ふわっと、海外の大好きな香りがした。
あちこちの使い方を、オーナーさんが一通り説明してくれた。
隣の家に住んでおられるので、
聞きたいことがあれば、すぐに聞ける場所にいてくれる安心感。
内装もウッドデッキも手作りでされていて、木の温もりが伝わる雰囲気に包まれていた。
しかも、置かれている小物は、どれも海外のモノで、
なんだかセンスのある置き方だし、めっちゃいいやん、と思っていた。
聞くと、オーナー夫妻の妻が、ネパールの方だったのだ。
なるほど〜、だった。
共同のキッチンも、トイレも、風呂も、
もちろん部屋も、綺麗に掃除をされていて、
気持ちいいことこの上なかった。
お風呂にも、洗面所にも、
洗顔クリームも置いてくれている優しさ。
シャンプー類も、いい香り。
どれもこれも素敵すぎるゲストハウスだった。
気持ちのいい部屋で、ほっこり。
旅の疲れが癒やされるとは、こういうことか、と思う。
宿泊場所は、大事だなぁ。
オットがキッチンでお皿に入れて、綺麗に盛りつけた白馬で仕入れた食材を、
頬張りながら、
数本の缶チューハイやらワインを一本空け、
またもや、意識を失うように爆睡したのだった。
翌朝、周りの景色が全て見えて、
ウッドデッキで、ゆっくり。
ここに、ずっと滞在したい。
そんな気持ちが湧いてくる場所だった。
柴犬ちゃんも、ここのスタッフで、
ちゃんと見張りをしていた。
ワタシの中のいいねボタンが発動しまくりだった。
オーナーさんが入れてくれたチャイは、
甘くて、とっても美味しく、
また、みずみずしいりんごとブルーベリーも出してくれた。
なんて、いい時間。
全身が軽くなる。
もっといたかったけれど、9時にはチェックアウト。
駅まで、車で送ってもらった。
な〜んて、いい人たち。
こういう出会いのある旅が、やっぱり好きだなぁ。
オーナーさんと別れて、
駅の近くの観光案内所のコインロッカーに、
二人分の荷物を押し込め、
レンタサイクルの自転車を借りて、
この旅の最終目的地である『安曇野いわさきちひろ美術館』に向かった。
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