子育て真っ最中のムスメたちは、
日々奮闘している。
それぞれ仕事もあり、なかなかにハードそう。
ワタシも、そうだったよな〜
だんだんと遥か遠い記憶になってきている。
夢中で、がむしゃらで、自分のことは二の次で、
髪の毛振り乱しつつも、楽しかった日々だ。
四女は、9月からオットくんの仕事の都合で、オットくんの実家から
マンションに引っ越し、
ファミリーで住むようになった。
オットくんの帰宅は、仕事柄、夜中になる。
なので、ワンオペ育児をしているムスメは、
本当によくやっているなぁ、と思う。
オットありきの育児をしてきたワタシは、脱帽である。
そんな彼女のムスメたちが通う保育園で、親たちからのクリスマスプレゼントとして、
上の子のクラスは、それぞれが使うロッカーの小物入れの引き出しを、木で作る、というお題が出た。
下の子のクラスは、手作りトートバッグ。
もう、これはパニックである。
仕事をしながら、ワンオペで、親への宿題。
しかも、木工作と手芸。
聞いたワタシも、びっくり。
我がムスメたちが通った保育園では、
みかん箱に布を貼って、それぞれの引き出しを作ったことはあるが。
「木なんて、どうやって切るん。ノコギリも買わなあかんねやろ」
のレベルのムスメである。
これは、造形教室の先生としては、
手を出さないわけにはいかない。
木の引き出しの方を引き受けた。
上のクラスの子たちが使っている引き出しの見本の写真を送ってもらって、
孫のためのデザインを考えた。
この宿題を聞いたのは、提出期限から、8日前の月曜日の夜。
火曜日、歯医者の帰りに、板を買いに走り、ついでにペンキも買った。
この日は、教室もあるので、子どもたちが帰ってから作業。
体力が残ってなかったので、
ノコギリは使わず、電動糸鋸で切ったため、結構歪んでしまった。
こだわりの強いワタシなので、時間があればやり直したが、
ここは、時間がないので、渋々そのまま進めることにした。
21時ごろまで、全ての板を切って、ヤスリをかけ、パーツを整えた。
水曜日、引き出しを組み立てる時に、
釘頭が表面に出ているとダメだということで、仕事終わりに、ダボを買って帰る。
パーツを組み立て、釘まで打つ。夜の作業は、音が気になる。23時ごろまで、そ〜っと組み立てていった。
木曜日、母の白内障の手術で付き添いのため、大阪へ。
金曜日、大阪から帰り、夕方に作業。ダボの打ち込みに、少々手間取る。
ペンキにはない色が好みの孫なので、オリジナルの色を作って調整。
土曜日、終日教室なので、夕飯が終わってからの作業。ペイントからのニス塗りまでした。
日曜日、教室が終わってから、最終のニスを塗った。
乾いた頃を見計らって、急いで袋に入れて、電車に乗り、ムスメが住むところの最寄り駅へ。
オットくんと孫5号が、インフルエンザに罹り、本当に大変なことになっているムスメは、
ヨレヨレになりながら、駅まで取りに来た。
喜んでくれて、よかった。
ワタシにできることは、こんなことぐらいだ。
子育てを頑張っているムスメたちには、
こんなことでエールが送れたらいいな、と思う。
命を育てるというのは、
言葉にできないぐらい、
大事で、大切で、大変なことだ。
自分のことだけ考えてはいられない。
あの、甘えたでわがままな四女が、
すっかりしっかり母親だ。
でも、いつまでもワタシの可愛いムスメの一人である。
さてさて、
気づけば、今日は12月19日。
やり残しは、いつもの如く、ある。
がんばるとしましょう〜
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