気になる気になる

先日、市長さんも来られるある会に、オットに誘われて参加した際、

作家の原田マハさんとお会いした。

『楽園のカンヴァス』を読んだことがあるので、

ただの一市民は、

一緒に食事にとなって、舞い上がる。

でも、一市民は、こういう大人の席に不慣れすぎて、

ご一緒させていただいた方々は、お偉いさんばかりということもあり、

話すことも、ほぼなく。

でもでも、

こういう機会は、貴重な経験である。

連れ出してくれたオットに感謝。

せっかくなので、と、サインをいただいていた人に続いて、

ワタシも〜、と思って、

持っていた手帳に、サインをしていただいた。

わ〜、嬉しいMAX。

そのサインは、パッと持参されていた金色のペンで、

していただいた。

 

そこで、ワタシは、気になる。

この金色のペン。

ワタシも持ってる。

銀色も。

かっこいいな〜。

こういう風に、さっと、サインて。

帰ってから、

ペンケースの下の方で、眠っている金色と銀色のペンを探す。

サインをする機会なんてないのに、

どこかに書いてみたくなる。

いいね〜。

金銀は、なんか特別な感じがする。

すると、

今度は、「キラキラしたり、光る系のペンは、いいね〜」となり、

ムスメたちが学生の頃、持っていた、

フチペンやら、ラメが入っているペンやらを探したくなる。

 

買い物ついでに、

文房具コーナーに行って、

実際に見てみたりも。

 

気になるが、つながると、

とことん行ってしまう。

最後には、手にどんどん入れたくなるのだ。

使うかどうかもわからないのに、とりあえず。

 

ここんとこ、

小さい頃からだと思う。

気になる気になるが、

どこまでもいく。

当時住んでいた兵庫の田舎町で、

暗くなっても、

近くの山から降りてこず、

心配した母に、

帰宅すると、

コテンパンに叱られたことは、

数えきれない。

 

どんぐりを拾い続けるのも、

いまだに、変わらないし。

 

白髪が増えた今でも、

この変わらない自分が、

今日は、どんなことが気になるのか、

気になるのである。

 

 

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