あかんやつ

「うまくやっといて」

そう言った言葉が、

結婚式を来年早々行うムスメを大混乱に陥れた。

私たちのことより、自分たちのことを考えて、

うまくやっていってね。

という意味だったが、それも、わかりにくい。

う〜ん。

私たちのことは、「ほんま、へんな親で」と、

彼の親御さんに、ちょっと変わった親だと、

自分たちの共通の敵にしてもらってもいい、

そんなニュアンスだった。

 

それも、変な話で、

ムスメにとっては、

どちらも大事な家族なので、

敵たら、どうたら、

とんでもないこと。

 

言葉というのは、難しい。

 

それぞれの家族の価値観の違いが、

結婚式準備から、出てきたことで、

ムスメは、あいだにはさまって、

辛い思いをしていた。

それに気づかず、

バンバン言いたことだけ言って、

挙げ句の果てに、

「うまくやっといて」。

それは、ないやろ〜だ。

違う意味だったのだが、

それだけ聞くと、

スポッと、

それこそ、うまくはまった言葉になってしまった。

ムスメを思っての言葉だったのだ、

全くの逆で、

苦しめる言葉になっているとは、つゆ知らず。

 

 

客観的に見ている次女が、

冷静に、ワタシを諭す。

 

どうやら、

ワタシにも、母に似た

スイッチがあるようで、

それが、一旦入ると、

とんでもない方向に行くようだ。

それが、どうか、具体的には、

ワタシもわからないが、

とにかく、バッサバサ、あらゆるものを、

切り捨てる方向に向いてしまう。

 

でも、言われて気づく。

こりゃ、まずいやん。

 

猛省である。

はぁ、ワタシは、口を開かない方がいい、

と、これまた、ネガティブモードに入る。

 

 

我が家で、

やっぱり、

一番ややこしいのは、

ワタシだった、という話である。

コメント

タイトルとURLをコピーしました